ここから本文です

ヴァーディが直面した最大の試練 “ミラクル・レスター”のエースがイングランドの最前線で消えた理由

Football ZONE web 6/21(火) 23:12配信

イングランドはスロバキアにスコアレスドロー

 今季、奇跡のプレミアリーグ優勝の立役者となったイングランドのFWジェイミー・ヴァーディは、代表でも新エースを担う存在として大きな期待を集めている。だが、無得点に終わったスロバキア戦で、新たな課題に直面した。

【随時更新】EURO2016を彩る欧州の美女サポーター写真集

 イングランドは20日、欧州選手権(EURO)のグループステージ最終節でスロバキアと対戦した。試合開始から終始、圧倒したものの、最後まで得点を奪えず、スコアレスドローに終わった。この結果、首位の座をウェールズに明け渡し、2位での予選突破を決めた。

 ヴァーディは、この試合 で今大会初先発を飾り、フル出場を果たした。だが、放ったシュートわずか2本。無得点に終わり、本領を発揮できぬまま試合終了の笛を聞くこととなった。第2戦のウェールズ戦では、後半途中出場で貴重な同点弾を決めるなど、今大会は印象的な活躍を披露してきた。

 しかし、この一戦では、その存在感は影を潜めた。

 スロバキアは試合開始序盤から最終ラインを低く保ち、自陣で堅いブロックを築く守備的な戦術でこの試合に臨んだ。これが、ヴァーディにとっては、厳しい戦いを強いられる最大の要因となった。

ヴァーディが露呈した決定的な弱点

 米メディア「EURO SPORT」では、スロバキア戦を不発に終えたヴァーディについて「ヴァーディのペースには、スペースが必要」という見出しを打ち、その苦戦を報じた。ヴァーディが特長を発揮する上で、相手が自陣で守りを固めることは大きな弊害となることを指摘。元イングランド代表のポール・マーソン氏は以前、ウワサに上るヴァーディのアーセナル移籍について「レスターの堅守速攻にはフィットするが、アーセナルのように対戦相手が守備のブロックを築くようなチームではチャンスを十分に得られない」と、異論を唱えていた。

 この日は、まさに対戦相手のスロバキアが自陣に守備のブロックを構築。ヴァーディの枠内シュートは試合を通して、前半17分の相手の一瞬の隙を突いた速攻カウンターからのわずか1 回に留まった。合計シュート数も90分でたったの2本。今季プレミアリーグ選出の年間MVPに輝いた遅咲きのストライカーは、次なる飛躍を目指す上で避けては通れぬ大きな試練に直面した。”ミラクル・レスター“をけん引したエースが、この課題を乗り越えることができるのか。イングランドの今大会の成績にも、大きく影響を及ぼしそうだ。

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

最終更新:6/21(火) 23:12

Football ZONE web

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。