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良い文章の秘訣は「音楽のように」書くこと

ライフハッカー[日本版] 6/22(水) 21:10配信

Crew blog:ルネッサンス期の著名な画家ピーテル・ブリューゲル(父)は、名作『ネーデルラントの諺』で、農民の暮らしを描きました。この傑作を少し離れたところから眺めれば、農民の日常を見事にとらえた美しい作品だとしか思えないでしょう。でも、目を近づけて良く観察してください。

あちこちにいくつものお尻が描かれています。詳しいところまで見ようとした人が、思わずぎょっとして、クスッと笑ったり呆れかえったりする作品なのです。

次には、職場での閲覧に向かない名作絵画とは別の例を挙げてみましょう。担当編集者のJoryが子どものころに、ハイドン作曲の「交響曲第94番」を聴きに行ったときのことです。第2楽章がまもなく終わろうというころ、柔らかな響きが聴衆を日曜午後の心地良いまどろみへといざないかけたときでした。突然の「バーン!」というすさまじい音。オーケストラ全体が一斉にフォルテッシモで和音を奏でたのです。

聴き手を油断させないという考えかたは、芸術そのものが誕生したときから存在します。

ハイドンの交響曲の場合、目が一気に覚めてしまうような驚愕の瞬間がこれからも来るかもしれないと思えば、気を抜いてなどいられません。それに、今度ブリューゲルの作品を前にしたら、みだらな描写がないかと隅から隅まで目を凝らすはずです。

ライターやデザイナー、ゲームなどの開発者、写真家、もしくはまったく異なる業種の人でもかまいません、どんな分野であれ、1つの仕事をある程度続けていれば、ハイドンやブリューゲルが使ったような、見る人や聴く人の関心を引き留めておくための「秘策」の存在に気づき始めます。それは、ちょっとしたワザやパターン、微妙な違いにすぎません。それまでは気づいたこともなければ、深く考えたこともなかったけれど、いったんわかったら、もう無視することはできないものです。

筆者は、ライターとして仕事をしてきたこの5年間で、自分なりの秘密兵器を少しずつ蓄えてきました。それらはとても些細なもので、ほとんど気づかれませんが、筆者のスタイルを高め、クライアントを呼び込み、読者を引きつけてくれます。

その中でも最大の威力を誇る秘密兵器は何だと思いますか。ポイントは、「何を書くか」ではなく「どのように書くか」です。

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最終更新:6/22(水) 21:10

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