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EURO最速男と一番タフな男は誰だ!? フランスの神童が時速32.8kmで堂々トップ

Football ZONE web 6/22(水) 18:00配信

大会公式サイトが特集 バイエルンFWコマンがポテンシャルの高さを証明

 グループステージの佳境を迎えている欧州選手権(EURO)で、最速の男とスタミナ自慢は誰なのか。EUROの大会公式サイトでは、19日のゲームが終了した時点でのデータから、試合中のスプリント最高速度と1試合の走行距離の項目で、それぞれトップ10を公開している。

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 スピードキングに輝いたのは、フランス代表の新鋭MFキングスレー・コマンだった。第3戦のスイス戦で時速32.8kmのトップスピードを記録した。まだ20歳だが、その経歴はフランス王者パリ・サンジェルマンの下部組織出身で、イタリア王者ユベントスでプロ契約し、ドイツ王者バイエルン・ミュンヘンに期限付き移籍とメガクラブを渡り歩いている。そのワールドクラスな身体的ポテンシャルを、このEUROでも存分に発揮していると言えるだろう。

 2位以下では、今大会初出場のアイスランド代表から3選手がトップ10入りを果たしている。FWコルベイン・シグトルソンが3位、DFビルキル・サエバルソンが4位タイ、DFラグナル・シグルドソンが8位だ。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドには試合後、その守備的な戦術から「彼らは精神的に小さい」「ゴール前にバスを置いた」「彼らは何も成し遂げられない」と罵倒されたが、初戦でスコアレスドローに持ち込むなど奮闘している。グループステージでの奮闘の裏には、スプリント能力に優れた選手のハードワークがありそうだ。

 今大会のグループステージ3試合で連続ゴールを決めたウェールズのスピードスター、ギャレス・ベイルは意外にもトップ10にランクインしていない。

イタリア代表パローロが最長距離を走る

 一方で、この大会中に1試合で最も長い距離を走った選手は、イタリア代表のラツィオMFマルコ・パローロだった。初戦のベルギー戦では12.570kmという結果が出ている。また、同じくイタリア代表のMFエマヌエレ・ジャッケリーニも、その試合で12.374kmを走って3位につけた。FIFAランク2位で大会屈指のタレント集団を封じ込めたイタリア代表は、ユベントス所属の最終ラインが脚光を浴びたが、インサイドハーフを務めた2人が揃って驚異的な運動量を発揮したことが穴のない守備ブロックを支えたのだろう。すでに1位通過を決め、第3戦ではターンオーバーが可能な状況を作っている。

 また、唯一2試合連続でトップ10入りの運動量を発揮しているのが、チェコ代表MFブラディミール・ダリダ。初戦のスペイン戦で12.341kmを走ると、続くクロアチア戦では12.563kmを走り抜いて2位と4位にランクインした。強豪国との対戦で穴埋めのために「走らされた」感はあるだろうが、それでも最後まで落ちない運動量は驚異的だ。2戦目終了時点までを合計すれば、今大会で最も長い距離を走った選手になる。

 欧州フットボールの頂上決戦でスーパースターの華麗なテクニックやパス、シュートなどに注目が集まるのは間違いない。しかし、スペースへ抜け出すスピードや、相手のカウンターに対して全力で戻る守備、所狭しと走り回る運動量など、走る能力もまたチームの勝利に大きく影響するものだ。欧州最高峰の戦いで、トップクラスのアスリート能力を見せる選手たちにも注目したい。

 スプリント最高速度ランキングは以下の通り。(単位は時速)

1位:キングスレー・コマン(フランス) 32.8km/スイス戦
2位:リハールド・グズミッチ(ハンガリー) 31.6km/オーストリア戦
3位:コルベイン・シグトルソン(アイスランド) 31.5km/ポルトガル戦
4位:ビルキル・サエバルソン(アイスランド) 31.4km/ポルトガル戦
4位:ジェルダン・シャチリ(スイス) 31.4km/フランス戦
6位:ジョニー・エバンス(北アイルランド) 31.2km/ポーランド戦
6位:ドラゴシュ・グリゴレ(ルーマニア) 31.2km/アルバニア戦
8位:ラグナル・シグルドソン(アイスランド) 31.1km/ポルトガル戦
9位:ナニ(ポルトガル) 31.0km/アイスランド戦
10位:ゲオルギ・シェンニコフ(ロシア) 30.9km/スロバキア戦

 1試合の走行距離ランキングは以下の通り。(単位は距離)

1位:マルコ・パローロ(イタリア) 12.570km/ベルギー戦
2位:ブラディミール・ダリダ(チェコ) 12.563km/クロアチア戦
3位:エマヌエレ・ジャッケリーニ(イタリア) 12.374km/ベルギー戦
4位:ブラディミール・ダリダ(チェコ) 12.341km/スペイン戦
5位:ペテル・ペカリーク(スロバキア) 12.290km/ウェールズ戦
6位:アダーム・ナジュ(ハンガリー) 12.268km/オーストリア戦
7位:タラス・ステパネンコ(ウクライナ) 12.150km/ドイツ戦
8位:アミル・アブラシ(アルバニア) 12.143km/スイス戦
9位:アダム・ララーナ(イングランド) 12.081km/ロシア戦
9位:マルセロ・ブロゾビッチ(クロアチア) 12.081km/チェコ戦

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

最終更新:6/22(水) 18:00

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