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「この道は通りたくなかった」とスペイン監督も嘆き節 2位転落でイタリアとの16強決戦へ

Football ZONE web 6/22(水) 22:52配信

クロアチアに痛恨の逆転負けで3連覇に暗雲

 前人未到の欧州選手権(EURO)3連覇を目指すスペインが、決勝トーナメント進出を決めながらも窮地に陥った。グループステージ第3節のクロアチア戦を1-2と逆転で落としグループ2位に転落、ベスト16でグループE首位通過が確定しているイタリアとの対戦が決まった。4年前のEURO決勝の再現となるビッグマッチに、ビセンテ・デル・ボスケ監督は試合後、「この道は通りたくなかった」と嘆いている。スペイン地元紙「マルカ」が報じた。

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 順風満帆の無敵艦隊がいきなり暗礁に乗り上げた。前節チェコ戦で負傷したMFルカ・モドリッチ、FWマリオ・マンジュキッチという主力をベンチに温存したクロアチア相手に、先制しながらも逆転負けを喫した。

 試合は前半7分に、スペインの華麗なパスワークが早くも炸裂する。後方のビルドアップからMFセスク・ファブレガスのスルーパスを、FWアルバロ・モラタがMFダビド・シルバにパス。シルバがタメを作って、前方に走り込んだセスクへと再びスルーパス。セスクが相手GKを見極めたラストパスをゴール前に送ると、モラタが難なくプッシュして先制点をゲットした。

 だが、スペイン国内で買春事件に関与した疑いでスキャンダルの的となっている守護神が不安定さを露呈する。前半終了間際にデ・ヘアの目の前でFWニコラ・カリニッチにトリッキーなボレーで合わせられて同点に追いつかれると、後半41分にはクロアチアのカウンターが炸裂。MFイバン・ペリシッチがデ・ヘアの守るニアサイドを打ち破り、クロアチアが逆転に成功した。

 試合後の記者会見で、名将は嘆き節だった。

2012年大会の決勝の再現

「この道は通りたくなかった。だが、これがフットボールだ」

 現地時間27日に行われる決勝トーナメント1回戦で、スペインとイタリアがぶつかることになった。今大会に入り、伝統の堅守と鋭いカウンターで勝利を重ねているカテナチオ軍団との対決は、2012年大会決勝の再現となる。1位通過なら避けられた難敵だけに、デル・ボスケ監督は悔やんでいた。

「イタリア戦までに分析する時間はある」と、試合までの5日間でアッズーリ対策を講じることを誓ったが、この試合では守護神デ・ヘアが不安定さを露呈。それでも指揮官は「ゴールに関してデ・ヘアを責めることはできない。負けた場合は全員有罪だ」と擁護している。

「試合をコントロールした。ひどいプレーは見せていない。負けることはフラストレーションが募る。決勝トーナメント進出はできた。継続するチャンスを手にできている。次の試合までに切り替えて、前を向くだけだ」

 3連覇に向けて、守護神の不安定さという死角を見せた無敵艦隊。難敵イタリアを華麗なパスワークで沈めることができるだろうか。

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

最終更新:6/22(水) 23:03

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