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C・ロナウド圧巻2発も3戦連続ドローのポルトガル 3位で辛くも16強クロアチア戦に滑り込む

Football ZONE web 6/23(木) 5:52配信

ハンガリー相手に3-3ドロー

  欧州選手権(EURO)敗退の危機を迎えたポルトガルの窮地を救ったのはやはり、FWクリスティアーノ・ロナウドだった。ポルトガルはグループステージ第3戦ハンガリー戦で3失点しながらもロナウドの2得点で3-3のドローに持ち込み、3戦連続引き分けの勝ち点3にとどまりながらも3位の中で上位4チームに入ることを確定させ、決勝トーナメント進出を決めた。

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 激戦のきっかけとなったのは前半19分、ハンガリーの先制点からだった。右CKからのこぼれ球をFWゾルターン・ゲラが拾うと迷うことなく左足でミドルを放つ。地を這うような弾道のシュートはゴール右隅へと収まり、ハンガリーが1-0と先制点を奪った。

 決勝トーナメント進出のためには敗戦が許されないポルトガルは、同28分にロナウドが約30mの距離から直接FKを蹴る。今大会では壁にぶつけ続けていたCR7だが今回は低弾道でゴール枠内を襲う一撃を放った。しかしバウンドしたボールはハンガリーの今大会最年長選手であるGKガーボル・キラーイのスーパーセーブに遭った。同35分には右25mの位置で再び直接FKを放ったが、大きく右上へとはずした。

 しかし同42分、ロナウドからの高速スルーパスに反応したFWナニがペナルティエリア左からダイレクトでシュート。これがキラーイのニアサイドを射抜いて1-1の同点としてハーフタイムを迎えた。

史上初の4大会連続弾、史上最多出場も勝利で飾れず

 迎えた運命の後半、立ち上がりからノーガードの打ち合いとなる。同3分、ハンガリーがゴール前右26mの位置で直接FKを獲得する。ここできキッカーを務めたFWバラージュ・ジュジャークのシュートは壁に当たってコースが変わりゴールネットに吸い込まれた。

 母国の窮地に覚醒したのはロナウドだった。同5分、右サイドのMFジョアン・マリオからのクロスを技巧的なバックヒールで流し込んでスコアを2-2のタイに戻した。絶対的エースの待望の一撃でポルトガルは悪い流れを即座に立ち切ったかと思った。

 しかしロナウドの一撃から5分後、ジュジャークの左足が再びうなりを挙げる。自信が放った直接FKの跳ね返りを拾ってもう一度左足を振りぬくと、相手ディフェンスに当たってコースが変わり、またしてもゴールネットを揺らす。3-2とハンガリーが突き放した。

 失点直後に怒りを露わにしたロナウドだが、同17分に左サイドのFWクアレスマからのクロスに飛び込み、強烈なヘディングシュートを叩き込んで三たび追いついた。その直後にはハンガリーMFアコシュ・エレクがポスト直撃のシュートを放ち、壮絶な打ち合いと化したが、3-3のままタイムアップの笛を聞いた。

 ロナウドにとってはこの日の試合は記録づくめの試合となった。EURO通算出場試合は史上最多の17試合、そして史上初となる4大会連続ゴールを成し遂げた。また大会通算8得点はミシェル・プラティニ氏の持つ大会記録の「9」にあと1ゴールに迫った。

 CR7の活躍もあって引き分けに持ち込んだポルトガルはグループで3引き分けと未勝利ながらも、辛くもグループ3位での決勝トーナメント進出が決まった。この結果により、ラウンド16ではD組を首位通過したクロアチアと対戦する。また、同グループのもう1試合はアイスランドが試合終了間際の勝ち越しゴールで2-1とオーストリアを下し、歴史的な本大会初勝利を挙げている。この結果、ハンガリーが首位、アイスランドが2位、ポルトガルが3位となった。

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

最終更新:6/23(木) 6:33

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