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アイドルネッサンス 新体制&AIS初披露 2組は今夏どんな“知らない物語”を紡いでいく?

リアルサウンド 6/23(木) 14:00配信

 アイドルネッサンスが6月11日、日本消防会館(ニッショーホール)にて『アイドルネッサンス部 新体制お披露目するネッサンス!!』を開催した。

 同ライブは、アイドルネッサンス、アイドルネッサンス候補生を含めた「アイドルネッサンス部」の新体制を発表するもの。アイドルネッサンス候補生は昨年11月より始動し、今年1月3日にパフォーマンスを初披露。その後、『アキバで見つけるネッサンス!!』と題した候補生公演を経て、先月アイドルネッサンスが開催した2周年記念ワンマンライブにて1,000人以上の前で候補生として最後のパフォーマンスを終えた。候補生9名は、かねてよりアイドルネッサンスへの加入、もしくは新グループへの道がアナウンスされていた。

 真心ブラザーズの「マイ・バック・ページ」が流れる中、会場は暗転。スクリーンには、アイドルネッサンス部総勢15名が集められ、新メンバーが発表される模様が映し出された。名前を呼ばれたのは、すずか、ゆめかの2名。隣同士で座っていた2人は、加入を告げられると抱擁しながら涙を流した。また、2人のフルネームが原田珠々華、野本ゆめかであることが明かされ、新しいアイドルネッサンスのアーティスト写真と共に「アイドルネッサンス 新生」と映写されると、ステージには8人体制となり新衣装に身を包んだアイドルネッサンスが登場した。

 記念すべき新体制1曲目は、デビュー曲でありこれまで一番披露してきたと言っても過言ではない「17才」。続けて、グループ初ライブからパフォーマンスしている「ミラクルをキミと起こしたいんです」を披露した。新メンバー2人がパートの随所にユニゾンで参加することにより、これまで聴いてきた「17才」の歌声より厚みがあるように感じられた。また、「ミラクルをキミと起こしたいんです」のような全身を使ったダンスでは、人数が増えることによってフォーメーションも縦横に増幅し、迫力のあるパフォーマンスに見えた。

 2曲の披露を終え、センターに立った新メンバー2人。新井乃亜からコメントを求められた原田は、「私が初めて好きになったアイドルがアイドルネッサンスさんだったので、憧れのアイドルネッサンスさんの一員になれてとっても嬉しいです」と緊張した面持ちで述べた。次に野本は、「先輩たちと仲良く、楽しく、元気良く一生懸命頑張りたいと思っています!」と明るく満面の笑みでコメント。原田は、候補生の頃より初志貫徹を掲げ、アイドルネッサンスへの加入に向けてひたむきにアピールしていた。そして、野本もアイドル然とした明るい性格で好きなアイドルのモノマネでファンを楽しませていたメンバーだ。続けて、新井は、「私たちは新しいスタートを切りました。今日を迎えるまでメンバー8人不安でいっぱいで、みなさんがどういう風に受け入れてくださるか分からなかったのですが、前向きにこれからも歌を届けていけるように頑張って、大きなアイドルネッサンスになっていきたいと思います!」と真摯な態度で誓った。

 会場が再び暗転すると、スクリーンにはアイドルネッサンス部の新グループへの加入として候補生から、もえ、せら、まゆ、ゆりあ、ともか、はるか、れなの7名、また、アイドルネッサンスより宮本茉凜がグループの兼任とリーダーを務めることが告げられると、会場には大きなどよめきと期待を込めた拍手が起こった。そして、21世紀のアイドルソングを歌い継ぐ8人組、AIS(アイス)-All Idol Songs-という名称とグループロゴが発表された。アイドルネッサンスのトレードマークである白の衣装を踏襲しながら、新たにカチューシャを身に纏ったメンバーがステージに登場。上手にいる宮本から順に栗原舞優までフルネームと新しい自己紹介を交えながらアピールを行った。そして、披露された“21世紀のアイドルソング”は、アイドリング!!!「無条件☆幸福」、えり~な/キャナァーリ倶楽部「ドキッ! こういうのが恋なの?」、可憐Girl's「Over The Future」の3曲。いずれもすでに活動停止、解散をしてしまったグループの楽曲だ。宮本がグループをリードしていきながら、パワフルなパフォーマンスを見せていく。特にCDショップにてBABYMETALと併売されて目にすることの多い可憐Girl'sの楽曲では、一際大きなコールが会場に響いていた。

 再び入れ替わるように、ライブはアイドルネッサンスのパフォーマンスへ。ここで印象的だったのが、披露した「YOU」の2番Aメロに新メンバーの原田、「Good day Sunshine」では野本が短いながらもパート割りを与えられていたことだ。続くMCでは、7月26日にsupercellの「君の知らない物語」を表題曲にしたシングルをリリースすることを発表。さらに、7月30日の東京・新宿BLAZEを皮切りに宮城、愛知、大阪と4カ所を巡る、アイドルネッサンス1stツアー『君の街まで訪ねるネッサンス!!』の開催もアナウンスした。新曲「君の知らない物語」について、新井は「青春感溢れる切ない歌詞を聴いてもらいたいんですけども、8人体制になって初めてのシングルなので、8人のハーモニー、ゆめか、珠々華のソロパートにも注目して聴いていただきたいです」とコメント。その後、初披露した「君の知らない物語」は、石野理子のソロパートからバンド、キーボードが特徴のサウンドに流れる。同曲は何度も訪れる転調が特徴的だが、高音のサビでの新井の歌声や、新井もコメントしていた通り、新メンバー2人のパートも目立っていた。中でも、スポットライトを浴びながら歌唱する野本の姿は印象的だ。アンコールはAISも加わった総勢15名のアイドルネッサンス部で「夏の決心」を披露しライブの幕を締めた。

 終演後には、プレス向けの囲み取材が行われた。AISからリーダーでありアイドルネッサンスとの兼任を務める宮本は、「21世紀のアイドルソングを歌い継ぐ」というコンセプトについて、「もともとアイドルが好きで、カバーした3曲は解散されたグループで。私たちのパフォーマンスのレベル次第では、今もたくさんの方に愛されて歌われている曲も披露できるんじゃないかなと思っているので、スタッフさんにいろんな曲をプッシュしていきたいと思います」と意欲を燃やした。例えば、すでに活動を終了してしまったTomato n’Pineや解散を発表している乙女新党の楽曲を継承することも可能でありながら、AKB48やモーニング娘。などの国民的アイドルソングをカバーすることができるのもAISの強みだ。

 アイドルネッサンスからは新井が新メンバーの2人について、「一番若いので私たちにはない新しい風が吹き込んできている。私は一番年上なので見ているのが可愛いですね。(隣を見ながら)『ゆめか~!』みたいな(笑)」と野本を見ながら笑顔でコメント。ライブ中にも、原田の衣装の袖が捲れているのを隣にいる石野が直したり、百岡古宵が原田の肩を抱く場面も見られた。幕間映像にもこの日のライブに向けたレッスンの中で、新井をはじめとした先輩メンバーが2人を指導しているシーンが映されていた。初めての後輩を迎え、個人、そしてグループ全体としても新たなモードに入っているのが伺える。「レッスンを重ねていても、歌声が6人と8人じゃ全然変わるっていうのを感じています。今までにはないアイドルネッサンスのパフォーマンスを作っていけるんじゃないかなっていうのがあるので、もっと幅広い曲や8人でしかできないことにもチャレンジしていきたいと思っています」と新井は今後に向けて語った。

 新メンバー2名を迎え新体制に入ったアイドルネッサンス、新グループとして未知の可能性を感じさせるAIS。新たなスタートを切った2グループは、今夏どのような“知らない物語”を紡いでいくのだろうか。

渡辺彰浩

最終更新:6/23(木) 14:00

リアルサウンド

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