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SUGIZO VS INORAN初の対バンが実現:「本気で喧嘩するつもりだった」

ローリングストーン日本版 6/23(木) 18:00配信

ROCKの日(6月9日)にLUNA SEAメンバー同士の初となる対バンイベント「SUGIZO VS INORAN PRESENTS BEST BOUT~L 2/5~」がZepp DiverCityで実現した。その対バン直後のバックステージにて、本誌独占で、INORAN、SUGIZOそれぞれにインタヴューを敢行。
INORANインタヴュー



―開催の経緯から教えて下さい。

僕から声をかけさせてもらいました。ライヴのMCでも言っていたんですけど、うちのバンド(LUNA SEA)はまだ現役なわけだから、同じバンドのメンバーで対バンするのって面白いんじゃないかなって3年くらい前から考えていて。で、6月9日=ROCKの日にハコがあったので、SUGIZOに言ってみたら、ぜひやろうって。

―LUNA SEAのメンバー同士の対バンも初、もちろんSUGIZOさんとの対バンも初ですよね?

対バンは初です。27年一緒にバンドやってきて、初っていう(笑)。

―どんな気持ちで臨んだんですか? 

LUNA SEAの歴史って、紆余曲折があったからね。例えば、みんなLUNA SEAをやりながら、ソロもやってたけど、ファンの中には「LUNA SEAは好きだけど、ソロは別に・・・」みたいな人もいたと思う。逆に言うと「LUNA SEAは特別なバンド」っていう気持ちが強いファンの子がたくさんいてくれているわけで。そういう想いの人が多かった時代もあったと思うし。ソロだけじゃなくて、僕がFAKE?、Tourbillonをやる時もそうだしね。で、今だからこそ、やっとこうしてお互いのソロ活動での対バンができるようになった気がするんです。それはなぜかっていうと、ソロやLUNA SEA以外のバンド活動をやり続けてきたからであると同時に、ずっとLUNA SEAが続いているからで。こもし活動が止まったり、終幕したりしてしまっていたら、たぶんできないんだろうなって・・・。そんなことを思っていましたね。

―対バンライヴのスタートはINORANさんのギターとSUGIZOさんのヴァイオリンという2人だけのセッションから始まりましたね。

あれはLUNA SEAのライヴでもセッションやっている曲ですね。SUGIZOも俺も、ただお互いのバンドが演奏するだけじゃなくて、オープニングも一緒に何かやりたいよねってことで。それぞれタイトなスケジュールのなかで、最大限のセッションがしたいねっていう話のなかで、ああいう形になりました。このイベントが決まった瞬間からSUGIZOがヴィジュアルのアイデアも出してくれたしね。そしてガチに音でぶつかり合おうって。ただ仲が良くて最後にハッピーエンドっていうんじゃなくて、本当にお互い真剣勝負で。とはいえ、みんなが楽しめるようにっていう想いが一番強かったので、結局やっている僕らも楽しめる企画になったし、ハッピーエンドになったよね。

―INORANさんのステージでも1曲SUGIZOさんの飛び入りもあったし、SUGIZOさんのステージにもINORANさんの飛び入りがありましたが、改めて、今日の対バンで何を感じましたか?

今日というROCKの日にこういう音が出せるっていう幸せを感じましたね。最近、森岡(賢)さんの訃報に接したり・・・デヴィッド・ボウイもそうだしさ・・・今年は本当にそういうことが重なって・・・ちょっと重くなってしまうけど、遺された人は音を出さなくちゃいけないなって。そこにカテゴライズって関係ないんだなって思ったんです。俺とSUGIちゃんの音楽性はぜんぜん違うと思うんだけど、結局同じ血だから。音楽っていう。だから、こういう対たいバンも全然ありなんだなって。またやりたいなって思ってますよ。

―それにしても、27年目にして初のSUGIZOさんとの対バンなわけで、2人のことやLUNA SEAのことで思い出したことってあったりしました?

そりゃあまぁ、たくさんありますよ(笑)。だってLUNA SEAを始める前からSUGIちゃんとは友達だから。出逢ってから30数年経ってるから。で、思うのは、去年やったLUNATIC FEST.もそうなんですけど、音楽で繋がっていくわけですよ。好きな音楽のルーツとかと一緒で、何年もやっていると、自分のファミリーが増えていくわけじゃない? 俺もSUGIちゃんもLUNA SEAをやっているけれど、そこに俺らのバンドのメンバーが入ってくるし、今日ライヴをやったことでSUGIちゃんのバンドのメンバーもそこに入ってくる。そういう音楽で繋がったファミリーツリーを俺は見て感じたいし、みんなもそれを感じられれば、すごくハッピーになるんだろうなって。だから、ファミリーツリーの旅に最近は出ているような感じはあるよね。

―音楽で繋がったファミリーツリーって素敵ですね。SUGIZOさんはそのツリーの根っこにいるんだと思うんですが、今日の対バンを経て改めてSUGIZOさんにメッセージを。

リハーサルも本番も観たけど、やっぱりSUGIちゃんはSUGIちゃんでしかないなって。本当にオンリーワンだなと思いますよ。

INORAN
イノラン ○ 1970年、神奈川県生まれ。ロックバンドLUNA SEAのギタリストとして活躍後、1997年よりソロ活動をスタート。ソロと並行しFAKE?、Tourbillonなどの活動を行う(FAKE?は2005年に脱退)。2012年、タカ・ヒロセ(フィーダー)、MAESON(8otto)、ディーン・テディと共にMuddy Apesを結成。6月15日、Muddy Apesのニューアルバム『Faraway So Close』を、8月24日にはソロ11枚目のアルバム『Thank you』をリリース。それぞれのライヴツアーも行う。
http://inoran.org/

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最終更新:6/23(木) 18:00

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