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SUGIZO VS INORAN初の対バン、ライヴレポート

ローリングストーン日本版 6/23(木) 18:05配信

SUGIZOとINORANによる対バン・ライヴ、『SUGIZO VS INORAN PRESENTS BEST BOUT~L 2/5~』。"名勝負"と名付けられたこのユニークな試みは、6月9日"ROCKの日"に、Zepp DiverCityで開催。LUNA SEAが結成27年を迎えた記念日の、約10日後のことだった。

SUGIZO VS INORAN初の対バンが実現:「本気で喧嘩するつもりだった」

開演を待ちかねた2500人の観客が鳴らす手拍子の中、ステージを覆う紗幕に投影されたのは、ヴァイオリンを構えるSUGIZOのシルエット。細かく弦を擦るようにして繊細な音色を奏でると、続いて、アコースティック・ギターを抱えたINORANのシルエットが映し出される。思わぬ幕開けに、歓喜のどよめきが広がった。2014年から2015年に掛けて行われたLUNA SEAの25周年ツアーに参加した方はご承知の、ループを活かして次々と音を重ねて行く名セッション再び、である。SUGIZOの放つ神秘的な旋律に、コードを重ねて寄り添うINORAN。転調の後、幕が落ちて2人の立ち姿が露わになると、会場は大拍手で包まれた。

興奮冷めやらぬ中、まずは先攻のINORANバンドが登場。オープニングのインストセッションから、「Yeah!」とINORANが勇ましくシャウトして歌い出したのは、ミディアムテンポで重厚なグルーヴを持つ「Beautiful Now」。昨年発売された最新アルバムの表題曲である。のっけからステージを右へ左へと移動して煽り、同アルバムの「might new see,might never reach」へと雪崩れ込み、拳を突き上げるフロアの熱気を取り込みながら、歌も演奏もぐんぐんと熱を帯びていく。最新アルバム及びその直前の9thアルバムからの楽曲を中心に、ロック色を前面に打ち出したセットリスト。そこに盛り込んだM4の「Rightaway」など、ライヴの定番となって久しい旧曲も、ジェスチャーを交えた情感豊かな歌唱を筆頭に、表現が深化。まさしく"今"のINORANのモードへとヴァージョンアップを果たしており、20周年を目前に控えたソロ活動の長い歴史を痛感する。

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最終更新:6/23(木) 18:05

ローリングストーン日本版

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