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伊紙が分析する16強スペイン戦勝利の鍵 「ベルギー戦の記憶はイタリアの利益になる」

Football ZONE web 6/24(金) 0:11配信

王者スペインとの大一番を予想 攻略法を探る

 欧州選手権(EURO)の16強で、イタリアとスペインという前回大会の決勝と同じ顔合わせが実現することが決まった。それを受けてイタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」はスペイン戦を見据えた特集を組んでいる。

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 2012年決勝は、4-0でスペインが勝利する結果になった。その前後のワールドカップでイタリア代表が2大会連続でグループステージ敗退を喫していることからも、ガゼッタ紙は「イタリアは自分たちが弱者であるという認識で臨まなければならない」との論調を進めている。今大会はスペインがグループステージ最終節でクロアチアに敗戦して2位通過。イタリアがグループEの1位通過を2試合終了時点で決めているため、ベスト16での対戦が決まった。

 だが、イタリアにとっての希望の炎はベルギー戦で相手にボールを持たせた状態で勝利した戦いぶりにあるとしている。

「集中して、コンパクトにし、組織的に戦うことができればどのような戦いができたか。ベルギー戦の記憶はイタリアにとって利益になる。だがスペインにはより経験があり、より多彩な攻撃を持つチームだ。より集団的に、さらに人数をかけて攻撃してくるだろう」

スペインの不安要素はGKと中央の守備

 そして、最終ラインと中盤の対決については、最終ラインでは十分に戦えるものの中盤では大きな不利を受けるとの見通しを記している。

「イタリアのBBC(バルザーリ、ボヌッチ、キエッリーニ)は、スペインのFWモラタとユベントスで一緒にプレーしていたため、クセを理解している。しかし、中盤の4人はスペインの破壊的な攻撃にさらされることになる。ダビド・シルバ、イニエスタ、ブスケッツの3人は幾何学模様を描くかのように攻撃を創り出してくる。両サイドの攻撃力も驚異的だ」

 その一方で、スペインの不安要素はGKを含む最終ライン中央と、ターンオーバーをせずに戦ってきた選手起用にあるとしている。

「デ・ヘアは素晴らしいGKだが、カシージャスが守るゴールのような難攻不落という状況にはない。ピケとセルヒオ・ラモスは、バルセロナとレアル・マドリードのリーダー同士であるからなのか、連携も良いとは言えない。クロアチアのカリニッチが決めたゴールは典型的な例だ。そして、スペインは3試合すべて同じスタメンを起用した。イタリアとの戦いは4試合目だが、11人という人数は戦い抜くのに十分な数ではない」

 つい最近まで、イタリアにとって大舞台で対戦するスペインは“お得意様”状態だった。ワールドカップとEUROの本大会に限れば、イタリアがスペインに敗戦したのは前回大会の決勝のみと、潜在的な愛称は決して悪くない。これまでの典型だった、グループステージで苦戦するイタリアと楽勝で突破してきたスペインの対戦というものとは正反対の構図になるが、ラウンド16で実現したビッグマッチはどのような結果を導くだろうか。

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

最終更新:6/24(金) 0:11

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