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「僕が蹴ろうとしたんだけど…」 イニエスタがスペイン主将PK失敗の舞台裏を激白

Football ZONE web 6/24(金) 12:50配信

クロアチアに敗れ痛恨の2位通過 ラモスが失敗したPKを先に蹴ろうとしたのは…

 欧州選手権(EURO)フランス大会のグループステージが終了し、16強が出揃った。決勝トーナメントでは3連覇を狙うスペイン、イタリア、イングランド、フランス、ドイツという優勝候補が、準決勝までに潰し合う「死の山」が話題となっている。

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 特にスペインはクロアチアとのGS最終戦で1-2と逆転負けを喫したことで、よもやの2位に転落。対戦相手に恵まれるはずだった逆の山ではなく、16強で2012年大会決勝の相手でもあった難敵イタリアと激突する羽目になった。

 スペインのクロアチア戦敗因の一つで、「死の山」誕生のきっかけとなったのは主将DFセルヒオ・ラモス(レアル・マドリード)が後半27分のPKを失敗したことだったが、実はこのPKは天才司令塔が蹴ることを決意していたと、スペイン地元紙「ムンド・デポルティーボ」が報じている。

 記事では大会3連覇を狙うスペイン代表で、ダビド・ビジャ、シャビ、シャビ・アロンソというスペシャリストが代表から離れたことで、PKキッカーの確固たる存在がいなくなったと分析する一方、「イニエスタ、シルバ、セスク、アドゥリス、ブルーノは完璧にこなせる」と指摘。バルセロナMFアンドレス・イニエスタ、ビジャレアルMFブルーノ・ソリアーノ、マンチェスター・シティFWダビド・シルバ、チェルシーMFセスク・ファブレガス、アスレチック・ビルバオFWアリツ・アドゥリスは、キッカーとして適任だとされている。

 そんななか、ビセンテ・デル・ボスケ監督はキッカーについて、「我々には何人かキッカーがいる。誰が蹴るべきか私が指示するべきと思わない。信頼の問題で、適任者は見つかるだろう」と語り、指名しなかった。

志願したラモスは「自信に満ちていた」

 そして、1-1で迎えたクロアチア戦の後半27分に、シルバがエリア内でファウルを受けたとの判定でスペインはPKを手にした。

 主将のラモスがキッカー役に立候補したが、本当は別の名手が蹴るところだったという。イニエスタは「僕が蹴ろうとしたんだ。でも、セルヒオが蹴りたいと言ってきた。そして、自信に満ちていたんだ」と語った。

 キック時にクロアチアGKダニエル・スバシッチ(モナコ)がゴールラインから2メートル近くも前方に飛び出していた違反があったものの、ラモスのキックのコースは甘く、阻まれた。イニエスタは「蹴った人間だけが失敗できる。キッカー役には全幅の信頼を寄せている。不運だった」と語り、ラモスを必死にかばった。

 記事では本来セスクがキッカー役の一番手で、それに続く二番手がイニエスタだったという。

「チェルシーの選手(セスク)は代表で4度PKを失敗しているために、イニエスタがデル・ボスケに自信を持って申し出ようとした。だが、セルヒオ・ラモスが自分の夜になると決断した。実際は、事態は悪化してしまった」

 特集では名手揃いのスペインで、立候補しながらも失敗したラモスの自信は裏目に出たと指摘。「EURO制覇への青写真は困難な状況に突入してしまった」と、スペイン代表をイバラの道に引きずり込んだと断罪している。

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

最終更新:6/24(金) 12:50

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