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岡崎体育のブレイクに続くか? ヤバイTシャツ屋さんの音楽性に見るヒットの予兆

リアルサウンド 6/24(金) 13:09配信

 アーティストのMusic Videoでよくある描写を茶化した「MUSIC VIDEO」のMusic Videoが、再生回数500万回を突破しブレイクを果たした岡崎体育。『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016』や『OTODAMA’16』、『氣志團万博2016』などの大型フェスへの出演、オフィシャルサイト内のプロフィール欄「影響を受けた人物」の一番初めに挙げている電気グルーヴのライブでオープニングアクトを務めることも決定し、まさに現在、波に乗っているアーティストの一人と言える。

 そんな「MUSIC VIDEO」の監督を務めるのが、自主制作アニメも手がけている「寿司くん」。別名koyama takuya、ヤバイTシャツ屋さんのフロントマンだ。ヤバイTシャツ屋さんは昨年、『SUMMER SONIC 2015』の出場権を賭けたオーディション企画「出れんの!?サマソニ!?」でオーディションを勝ち抜きフェスへの出演を果たした。関西の音楽コンテスト『eo MUSIC TRY 2015』グランプリ、『ビクターロック祭り2016』のオーディション「ワン!チャン!!~ビクターロック祭りへの挑戦~」でもグランプリを受賞。「ワン!チャン!!」のグランプリ賞として、バンド名の“ヤバイ”にちなみ881円で881時間限定販売のシングル『そこまでレアじゃない』をタワーレコード限定でリリースした。バンドメンバー本人もTwitterで自虐を込めて触れていることだが、右肩上がりのバンド人気を受けて、CDはネットで2倍以上の値段で取引されている。また、大阪・心斎橋BIGCATで開催するワンマンライブ『まだ早い。』のチケットが、881円という価格に対してチケット取引サイトで10000円で売られていることに、RADWIMPSのライブに行くよう勧めたバンドアカウントによるツイートが話題にもなった。

 1stシングル『そこまでヤバくない』、2ndシングル『ピアノロックバンド』には共に「ネコ飼いたい」「あつまれ! パーティーピーポー」のリミックスとして岡崎体育が参加している。「ネコ飼いたい」などに見られるこやま(Vocal/Guitar)、しばたありぼぼ(Vocal/Bass)のシャウトするツインボーカルと尖ったギターロックサウンドが特徴的だが、「あつまれパーティーピーポー」ではアメリカのエレクトロホップデュオLMFAO「Shots」のフレーズを大胆に踏襲しながら、サビに展開していくのも面白い。すでにライブでも披露している新曲「Tank-top of the world」では、マキシマム ザ ホルモンを彷彿とさせる激しいメロコアサウンドにキャッチーなサビのメロディー、こやまのデスボイスが目を引く。

 近年、関西のバンドシーンでは、KANA-BOONやキュウソネコカミがTV出演の常連になるほどの躍進を遂げていった。誤解を恐れずに言えば、関西シーンは特に個性が強いバンドが多く、MCでの発言や奇抜なパフォーマンスが取り沙汰されることも多い。ヤバイTシャツ屋さんからは、かつてKANA-BOONやキュウソネコカミがブレイクを果たす前の異様な注目度を感じずにはいられないが、その2バンドとはまた違ったメロコアサウンドに様々なジャンルの音楽性を飲み込んだキャッチーなメロディー、ライブ定番曲「喜志駅周辺なんもない」をはじめとした一度聴いたら忘れることのない強烈な歌詞がファンを急増させているバンドの魅力なのだろう。

 ヤバイTシャツ屋さんは今夏『京都大作戦2016』『ROCK IN JAPAN.FES 2016』など数多くの大型フェスへの出演が決定している。各所のステージで入場規制を巻き起こし、2016年下半期のスターダムにのし上がるのは、ヤバイTシャツ屋さんに間違いないだろう。

渡辺彰浩

最終更新:6/24(金) 13:09

リアルサウンド

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
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