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アンダーアーマーも「見通しは明るい」、アナリストのアスレジャー市場分析

Forbes JAPAN 6/24(金) 7:00配信

米国民のフィットネスやヘルスケアへの熱は冷めることなく、アスレチックとレジャーを掛け合わせたファッションスタイルアスレジャーの勢いも衰えを知らない。そこで今回は、その代表格とされるブランド、アンダーアーマーとルルレモン(ヨガウェアブランド)に注目。最近の動向や今後の見通しを紹介する。

【写真】ルルレモンの「ウォッシャブル・カシミア」コレクション

アンダーアーマーは5月31日、スポーツ用品大手スポーツオーソリティの清算を前に、通年の業績見通しを下方修正すると発表した。この発表を受けて同社の株価は急落し、この6か月で8%近く下落している。だがその一方で、同社はNBAのプレーオフやステファン・カリー選手がプロデュースしたバスケットシューズのおかげで注目を集めている。

一連の報道を受け、証券会社スターン・アギーのサム・ポーザー率いるアナリストチームはアンダーアーマーの業績予想を引き下げたが、投資判断の買いの格付けと60ドル(約6,266円)の目標株価は維持。全体として今後を楽観視する姿勢は変えておらず、次のように述べている。

「スポーツオーソリティの清算による短期的な打撃が、アンダーアーマーの長期的な成長見通しに影響を及ぼすことはないと確信している。NBAファイナルではステファン・カリー、PGA(米国男子ゴルフツアー)ではジョーダン・スピース選手といずれも契約選手が活躍し、夏季五輪も控えている。海外での成長も加速しており、今後も長期投資を行う投資家たちに選ばれ続けるだろう」

UBSのマイケル・ビネッティ率いるアナリストチームは、アンダーアーマーの目標株価を50ドル(約5,220円)から39ドル(約4,073円)に下方修正。だが投資判断は中立を維持し、その理由としてアンダーアーマーが最近UCLAと15年で2億8,000万ドル(約292億円)のスポンサー契約を結んだことを挙げている。

ルルレモンはより好調

一方、ルルレモン・アスレティカは6月8日、第1四半期の決算を発表。売上高が市場予想を上回り好感された。同社は増益の一因に、オンラインでの売上と新店舗を挙げている。加えて、同四半期はABCパンツのおかげでメンズ部門も好調だった。同社の株価は過去6か月で43%近く上昇している。

それでも創業者のチップ・ウィルソンは、同社が「方向性を見失った」と厳しいコメントを出したが、アナリストたちは以前からルルレモンを高く評価している。前出のUBSアナリストチームは、投資判断を中立に維持したが、株価目標は69ドル(約7,206円)から72ドル(約7,520円)に引き上げた。

JPモルガンのマシュー・ボス率いるアナリストチームは、ルルレモンへの投資判断をオーバーウェイト、株価目標は75ドル(約7,832円)とし、次のようにコメントした。

「ルルレモンの第1四半期末の現金および現金同等物の残高は5.5億ドル(574億円)で債務はなし。在庫水準はこの1年で初めて均衡を取り戻した。資本配分においては、自社株20万株を約1,300万ドル(約13.5億円)で買い戻した」

アナリストたちは、アンダーアーマー、ルルレモンともに楽観的な見通しを示しているが、両社を比較するとどうなのか。経営状態に基づいて企業を格付けするラピッド・レーティングス・インターナショナルは最近、アンダーアーマーの経営状態について100点中62点と格付けした。2015年は66点、2014年は80点だった。一方のルルレモンについては、1月1日に発表した格付けで93点としている(前回の94点からわずかに下げた)。

Grace L. Williams

最終更新:6/24(金) 7:00

Forbes JAPAN

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