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レッチリのフリーが語る、スノーボード事故とバンドの新たな方向性とは

ローリングストーン日本版 6/24(金) 17:00配信

アンソニー・キーディスが「最高のソウルメイト」である理由についても説明し、アトムス・フォー・ピースに関する最新情報も教えてくれた。

レッチリが語る、数年ぶりの再始動裏話:怪我による創作休止期間からプロデューサー変更まで

レッド・ホット・チリ・ペッパーズが、ニュー・アルバム『ザ・ゲッタウェイ』(6月17日発売)で方向性を変える必要があると気づいたのがいつ頃だったのか、フリーは正確に思い出すことができないが、その時の気持ちははっきりと覚えている。「俺たちは今までと同じことをやり始めていると感じていた」と、ベーシストはローリングストーン誌に語る。「俺は前作のアルバム(2011年の『アイム・ウィズ・ユー』)の時もそう思ったんだけど、やり始める前から、自分たちがやろうとしていることや、それをどんな風にやろうとしているのか分かっていた」。

彼は大きな変革の時が来たのだと決意した。そして、1991年のアルバム『ブラッド・シュガー・セックス・マジック』以降、すべてのバンド作品のプロデュースを手がけてきたリック・ルービンが今回参加しないことになったのだ。ルービンの代わりに呼んだデンジャー・マウスことブライアン・バートンは、バンドに仕事のやり方を根本的に変えさせた。本誌はフリーにインタヴューを行い、バンドの創作活動の進化や、レコーディングが大幅に遅れた原因となった悲惨なスノーボード事故の件、さらに現在実施中のレッチリのツアーやアトムス・フォー・ピースの今後の予定について話を聞いた。

衝撃のスキー事故について

─まず、スノーボード中に腕を骨折した件について教えてください。

ああ、あれはクレイジーだったよ。俺はモンタナの高級スキー・リゾートに行って、3日間スノーボードをしていたんだ。人生で最高に楽しい時間を過ごしていたんだけど、このエピソードの笑える部分はこんな感じだった。アンソニー(・キーディス)とスノーボードをしていたら、偶然(メタリカの)ラーズ・ウルリッヒに会ったんだよ。彼はあの近くに家を持っていたから、俺はラーズの子供たちとアンソニーと一緒にスノーボードで山を滑り降りて行った。山を下りながら、笑ったり、大声で叫んだり、わめいたりして最高に楽しかったよ。

メタリカとレッド・ホット・チリ・ペッパーズはマネージャーが同じだから、ティーブレイクの時に俺はラーズにこう言ったんだ。「家から落ちた時のポリアンナのシーンみたいな感じで、この中の誰かが雪の上で無様に横たわっている写真を撮ろうぜ。写真を撮ったら、この中のひとりが足を骨折したって、Qプライム(両バンドのマネージメント会社)をだましてみよう」って。俺たちがそのジョークで大笑いしてから文字通り40秒後、時速50マイルぐらいのスピードで山を滑り降りている時に、俺はひどい転び方をしたんだ。何も見えず、山の平らな場所にぶつかって、ドンって音がした。それで腕が粉々になったのさ。5か所折れ、神経にもかなりひどい損傷を受けて、大きな骨がへし折れたんだ。俺の腕は完全に壊れてしまった。腕の修復のために超大規模で複雑な手術を受けて、6ヶ月ベースを弾くことができなくなった。

─転倒した後、何がありましたか?

救急車で喉にバイコディンの瓶を突っ込まれて、モルヒネの点滴を受けた。モンタナの病院に搬送されたけど、手術をするためにLAに戻ったんだ。きつかったよ。すごくつらくて、苦しい、悲しい経験だったよ。

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最終更新:6/24(金) 17:00

ローリングストーン日本版

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