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【MLB】李大浩、呉昇桓ら韓国勢が活躍。韓国球界はMLBにとってお買い得選手の宝庫となるか

ベースボールチャンネル 6/25(土) 6:50配信

姜正浩に続くお買い得選手たちの活躍

 1982年の発足以来、韓国野球委員会(KBO)は最初の32年間、国内で実績を残した選手はMLBではなく、日本のプロ野球に移籍してきた。

 そんな中1994年に朴賛浩がKBOリーグを経由せずに韓国人初のメジャーリーガーとなった。それから10年後には秋信守が続いた。

 月日は流れ、2014年シーズンオフにピッツバーグ・パイレーツが姜正浩と4年1100万ドル(5年目のチームオプション付き)で契約を締結。それは実験とリスクを伴う補強だったと、『ワシントン・ポスト』のアダム・キルゴア記者は当時を振りかえる。

 MLB初の韓国人野手となった姜正浩は、シーズン開幕時の数字が上がらず、周囲からは懐疑的な見方をされていたが、シーズンが進むにつれて、チームにとって欠かせない選手の1人へと成長を遂げた。

 記事内では、リスクと思われていた補強が、活躍によりお買い得選手としての称号を得たことで、今後MLB球団にとっては新たな選手獲得ルートの幕開けを意味することになるかもしれないと見解を示している。

 さらに2015年シーズンオフには4人の韓国人選手が姜正浩の作った道筋を辿ってMLBへの移籍を果たした。そして、2016年シーズンはまだ3分の1を過ぎたところだが、それぞれの球団で活躍をみせている。

 それを受け、ギルゴア記者は「昨年オフに韓国人選手を獲得した球団はどこも後悔していないだろう」と評価している。

 セントルイス・カーディナルズの呉昇桓、ミネソタ・ツインズの朴炳鎬、ボルチモア・オリオールズの金賢洙、そしてシアトル・マリナーズの李大浩はそれぞれ姜正浩に続いてチームにとっては貴重な戦力となっている。そして指摘すべきは、年俸500万ドルを越えている者はいないということだ。

WBCをきっかけに野球のレベルが向上

 長年アジアの野球をスカウトしてきたビル・シンガー氏も近年の韓国野球について語っている。

“I think it’s possible the [KBO] has been overlooked, There are big-league players everywhere in the world. You can’t just say the U.S. is the only place in the world with players who have big-league ability. Ever since they did well in the WBC in 2004, Korea seems to have blossomed more with players. The WBC performance in those years helped baseball across the country. Attendance got better. The quality of the game has improved.”
「これまでKBOは見落とされていた可能性がある。MLBでプレーできる選手は世界中に存在する。MLBでプレーする能力がある選手は米国にしか存在するとは限らない。2004年のWBCで結果を残してから、韓国ではより多くの選手が開花したように思う。WBCでの結果は国内の野球の強化に繋がった。入場者数も増えた。試合の質も向上した」

 シンガー氏によると、KBOリーグのレベルはだいたいダブルAに相当すると見ている。投手力の層は薄く、トップの打者たちを除けばMLBで通用するバットスピードを誇る野手に欠けているとも話す。

 それでもKBOリーグにはスタメンとしてでなくても、特定された役割でMLB球団に貢献できる選手はいるとシンガー氏は話す。現在の韓国人選手の活躍、そしてお買い得な契約を考えれば、MLB球団も今後KBOリーグをより真剣に調査していくことになるだろうと今後の展開についても予想した。

 すでに昨年から韓国でスカウト活動する者は増え、10年前には見られなかったスカウトの数が球場に足を運んでいるという。


新川諒

ベースボールチャンネル編集部

最終更新:6/25(土) 6:50

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