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【MLB】青木初のマイナー降格の理由は「対左投手とチームの投手事情」。マリナーズ公式サイトが解説

ベースボールチャンネル 6/25(土) 11:20配信

対左投手との対戦打率が1割

 青木宣親のトリプルAへのオプション降格がチームから発表され、シアトル・マリナーズの球団公式サイトにて『MLB.com』のグレッグ・ジョンズ記者がその理由について解説している。

 34歳の青木はカンザスシティ・ロイヤルズとサンフランシスコ・ジャイアンツ時代のリハビリ試合7度以外は、これまでマイナーで時間を過ごしたことがなかった。2012年東京ヤクルトスワローズからメジャー入りを果たし、今季はシアトル・マリナーズと550万ドルの契約で合意した。

 ここ4シーズンメジャー平均もしくはそれ以上の打率を残してきたが、今シーズンは67試合に出場し、打率.245、出塁率.323、長打率.313と本来の結果が残せていない。ここ4年間の平均が打率.287、出塁率.353、長打率.386だったのでそれを大きく下回っていることになる。

 マリナーズは青木獲得時には、1番打者に据える構想を立て、テーブル・セッターと呼ばれる強力なクリーンアップに繋げる役割を求めていた。だが今季は盗塁を11度試み、そのうち成功がたった4度に留まっている。そのため打順もここ数週間では下位を打つことが増えていた。

 さらに打率が伸び悩んでいる要因としては、左投手相手の打率がメジャー通算では.304だったが、今季は打率.177と攻略に苦しんでいることだ。

 青木も現地メディアに対して、「左投手を打つことに重点を置いていければ」とトリプルAで取り組むべきことの一つとして話している。これまで出来ていたことが、今季は出来ていないためもう一度きっかけを掴めるだろうか。

指揮官が語る、青木のマイナー降格の理由

 マリナーズのサービス監督は青木のトリプルAオプション降格は、疲弊したブルペンに新たなリリーフ投手を加えるために必要な処置であったことを話したとも明かした。
 
 マリナーズはロード10連戦を2勝8敗と苦しみ、その最終戦となった6月23日のデトロイト・タイガース戦では先発登板を予定されていたエイドリアン・サンプソンが試合前の投球練習中に肘を痛めたため、延長10回の戦いをリリーフ投手6人で乗り切る必要があった。

“It's a combination of two things really, Where we're at pitching-wise is one thing. But his performance level hasn't been what he normally does, particularly against left-handed pitching. I think that's an area that needs to get better.
「(青木の降格は)二つの組み合わせによるものだ。一つは投手陣事情によるものだ。だが青木のパフォーマンスは本来のものではなく、特に対左投手に結果が出ていない。そこは改善する必要がある部分だと思う。」

“Nori considers himself an everyday player and to be an everyday player you've got to be able to hold your own against the lefties as well as the righties. His numbers up against right handers are very similar to what he's done his whole career, we just haven't quite seen it from the lefties yet. So it's an opportunity that I think he'll take it in the right way, an opportunity to work on some things and with there being a position that when our pitching does get straightened up here, then we can bring him back.“
「ノリ(青木)はスタメンであることに誇りを持っているだろうが、スタメンに名を連ねるためには左投手を対右投手に引けを取らない打撃をしていかなくてはならない。対右投手の数字はこれまで通りのものに近いが、今シーズンは対左投手に同様の結果が見られていない。これを青木も良い機会と捉えてくれると思っている。必要なことに取り組む時間として、我々も投手陣が整備されれば、彼を戻せるのではないかと思っている。」

 グレッグ・ジョンズ記者は青木がマイナーで過ごす期間は短いものになるだろうと、予想する。マイナーへオプション降格された選手は15日間の故障者リストに入る選手の代わりに昇格しない限りは、10日経過しなければメジャーに再昇格することができない。


新川諒

ベースボールチャンネル編集部

最終更新:6/25(土) 11:20

ベースボールチャンネル

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