ここから本文です

【EURO展望】クロアチア対ポルトガル|中盤の主導権争いが勝負を決するファクターに

SOCCER DIGEST Web 6/25(土) 13:50配信

2ライン間での対応に戸惑えばハンガリー戦の二の舞に。

EURO2016
ラウンド・オブ16
6月25日(土)/21:00(日本時間28:00)/ランス
クロアチア×ポルトガル
主審:カルロス・べラスコ・カルバジョ(スペイン)

【EURO2016選手名鑑Web版】総勢552人の写真、データ、寸評を完全網羅!

【注目ポイント】
●ポルトガルは中盤の構成が鍵に
●上り調子のC・ロナウドがハンガリー戦に続きゴールを奪えるか
●ペリシッチがサイドの攻防を制すればクロアチアは優位な展開に

 戦力値で上回るのはC・ロナウドという傑出したタレントを擁するポルトガルだ。ただし、モドリッチとマンジュキッチを怪我で欠きながらも本気モードのスペインを破ってD組を首位で通過したクロアチアの勢いは本物。一筋縄ではいかないだろう。調子が上向きとはいえ、対戦相手に恵まれたF組を辛くも3位で突破したグループステージの不甲斐ない戦いぶりも無視できない。

 なにより気がかりなのは、豊富な運動量に裏打ちされた質の高いオフ・ザ・ボールの動きで中盤にリズムをもたらすA・ゴメスの怪我の回復具合。代役候補のダニーロは守備面での献身こそ光るものの、アタック面での不足が否めない。仮にこの攻撃のキーマンが欠場すれば、影響は小さくないはずだ。

 A・ゴメスの状態はもちろんだが、中盤の構成も大きなポイントとなる。モドリッチの負傷欠場に伴うダイナミズムの低下は否めないが、ハードワークが光るバデリ、守備組織のギャップに巧みに走り込んで決定的な仕事を連発するラキティッチを筆頭に、クロアチアのMF陣は軒並み充実ぶりが際立つ。2ライン間で2CBはもちろん、ボランチが敵アタッカーへの対応に手こずるようだと、危険な位置でFKを与えてジュジャークのゴールを許したハンガリー戦の二の舞となりかねない。

 その意味でも、ダブルボランチの採用は有効な手段だろう。ここまでいまひとつ調子が上がらない攻撃的MFモウチーニョを見限り、W・カルバリョとダニーロあるいは攻守のバランスに優れたサンチェスを最終ラインの前で組ませるのは、悪くない選択だ。とくにパスワークにも秀でたサンチェスは、ボール奪取後の攻撃時にも重要な武器となりうる。

 サイドの攻防も鍵を握る。2試合連続ゴールと絶好調のペリシッチの突破やカットインを、対峙する右SBのヴィエイリーニャが阻止できるか。一方で、守備に忙殺されればそのぶん攻撃は手薄になるため、マリオと連携しつつ高いポジションをキープし、相手を自陣に押し込めたい。

 言うまでもなくC・ロナウドの奮起も不可欠だ。3戦目にして待望の初ゴールが生まれたのは何よりの朗報で、そのハンガリー戦でたびたび絶妙なタイミングで危険なスペースに飛び込むなど調子は上向きだ。中盤の主導権争いを制しても、絶対的なエースが本領を発揮できなければ勝てる試合も勝てない。求められるのはただひとつ、ゴールだ。

文:ワールドサッカーダイジェスト編集部

最終更新:6/25(土) 16:45

SOCCER DIGEST Web

Yahoo!ニュースからのお知らせ

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。