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EU離脱で揺れる英国勢の直接対決はウェールズ勝利で8強入り! ベイルの高速クロスでオウンゴール誘う

Football ZONE web 6/26(日) 3:14配信

審判団含め英国一色のピッチ上

 今大会2度目となった“英国対決”はタレント力で上回るB組首位ウェールズがオウンゴールによる決勝点でC組3位で勝ち上がった北アイルランドを1-0で下した。ウェールズは欧州選手権(EURO)初出場で、見事ベスト8へ駒を進めた。

 英国のEU離脱問題で揺れる中、EUROの決勝トーナメント1回戦という大舞台でこの運命的な対戦が実現。試合を裁くのがマーティン・アトキンソン主審をはじめとしたイングランドの審判団とピッチ上はまさに英国一色となった。

 ウェールズはFWギャレス・ベイル(レアル・マドリード)、MFジョー・アレン(リバプール)といったビッグクラブでプレーする選手にボールを集め、ボール支配。しかし、ペースを握ったのはむしろ前線からハイプレスを仕掛けてウェールズの自由を奪った北アイルランドだった。世界王者のドイツ相手に0-1と健闘した組織的な守備がこの試合でも光った。

 なんとかゴールをこじ開けようと攻めるウェールズは前半19分、前線でべイルのキープから左サイドDFニール・テイラー(スウォンジー)が中央へ折り返すと、FWサム・ボークス(バーンリー)の落としをMFアーロン・ラムジー(アーセナル)が押し込みでネットを揺らしたが、ここはオフサイドでノーゴールの判定となった。

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ベイルはFKがセーブも決勝点を演出

 スコアレスのまま試合は後半戦に突入。後半13分にはベイルはゴール正面やや右、約25メートルの位置で得たFKを直接狙ったが、ドライブ回転が掛かって鋭く落ちるシュートをドイツ戦でビッグセーブを連発した北アイルランド守護神GKマイケル・マクガバン(ハミルトン)が防いだ。

 北アイルランドにも疲れが見え始め、後半25分を超えた辺りから流れは徐々にウェールズに傾いた。すると同30分、ついに均衡が破れた。

 ラムジーからのパスを受けた左サイドのベイルがゴール前へグラウンダーの高速クロスを供給。途中出場のFWハル・ロブソン=カヌ(レディング)が詰める手前で、北アイルランドDFギャレス・マコーリー(ウェスト・ブロムウィッチ)がクリアを試みたが、伸ばした足に当たったボールは不運にも自陣ゴールへ吸い込まれ、痛恨のオウンゴールとなった。ウェールズはこれで今大会4試合全てで先取点を奪った。

 終盤には北アイルランドが3-4-3と攻撃的な布陣にシフトし、反撃。ラストプレーとなったコーナーキックのチャンスではGKマクガバンも攻撃参加したが、ウェールズは堅い守備で猛攻を防ぎ切り、1-0のまま試合終了のホイッスルが吹かれた。意地と意地とがぶつかり合った英国対決はウェールズに軍配が上がった。

 グループステージ第2戦ではイングランドに1-2で敗れていたウェールズだったが、大会2度目の英国ダービーではきっちりと勝利。準々決勝に駒を進め、ハンガリー対ベルギーの勝者と対戦する。

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

最終更新:6/26(日) 7:39

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