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【6月25日埼玉西武対千葉ロッテ戦、BBC独自採点】試合は敗れたものの、デスパイネに最高点

ベースボールチャンネル 6/26(日) 11:00配信

ミスが目立った一戦

 このような戦いでは独走するソフトバンクを引きずり落とすことはできない。
 そう感じざるを得ない両者の戦いぶりだった。

 試合は序盤からミスで動く。
 1回表、ロッテは1死から高濱が中前安打で出塁、続く角中が右翼前安打を放つと、高濱は三塁へ。西武の守備陣の送球ミスに付け込み、角中も二塁を陥れた。この局面で、4番・デスパイネが遊撃ゴロを放つと、高濱は三本間に挟まれる。しかし、西武の三塁手・金子侑は一旦、ボールをこぼしてしまう。それでもホームに転送してアウトと宣告されたが、ビデオ判定の末にジャッジは覆された。

 西武の拙い守備でまず1点が入ると、続くナバーロが左翼前適時打を放ち、ロッテが3点をリードした。

 反撃したい西武は2回裏、攻勢に出る。
 1死から5番・浅村がロッテの先発・二木のストレートを捉えて左翼スタンドに放り込んで反撃の狼煙を上げる。続く栗山が左翼線二塁打、鬼崎の右翼前安打で、1死1、3塁と好機を作ると8番・山川が左翼スタンドへの3点本塁打で試合を逆転した。

 ロッテも直後の3回表、4番・デスパイネが初球を捉えて左翼スタンド上段に突き刺すソロ本塁打で同点に追いついた。

 その後は一進一退の攻防が続く。
 5回表、ロッテが4安打を放ちながら、2度本塁で憤死するなど無得点に終わると、5回裏、西武が森・メヒアの連続適時打で3点を奪って逆転に成功。しかし、7回表に今度はロッテが反撃。相手のミスなどで好機を作ると、デスパイネが左翼前適時打。さらに、西武守備陣の2つの野選で1点差にすると、8番・田村の2点適時打で再逆転したのだ。8回表には、デスパイネの貴重なソロ本塁打。試合はこれで決したかに見えた。

 ところが、試合はこれでは終わらなかった。

 8回裏、西武は先頭の栗山が四球、鬼崎が右翼前安打でつなぐと8番・山川の代打、渡辺直が送りバントを1球で成功させて1死2、3塁と好機を拡大する。続く岡田に代打・上本を送り込むと、ここでロッテ内野が前進守備を敷き1点を防ぎに掛かる。ところが、上本はセンタへのクリーンヒット。二走・鬼崎も生還して、同点となった。

 このとき、ロッテの中堅手・岡田が本塁に好返球を見せたが、内野の守備が前進だったために、二走・鬼崎が早めにスタートを切れることができ、間一髪、本塁生還となった。ロッテの目先の1点を守りに行く積極的な守備網が裏目に出た結果だった。

 結局、試合は延長戦までもつれ10回裏、1死から渡辺が中前安打で出塁すると、炭谷の犠打で二進。秋山敬遠、金子侑が内野安打で満塁。永江の代打・坂田が、初球を右翼前にはじき返すサヨナラヒット。4時間46分の長い試合に終止符を打った。ロッテは直前の10回表無死満塁で無得点が響いた。

 試合後、田邊監督は「サヨナラの場面は代打を出すか迷ったが、それまで強攻で来ていたので、思い切って決断した」と振り返った。殊勲打の坂田は「代打があるとしたら、永江のところだと思っていました。こういう場面が回ってきたので、そこをモノにできたのは本当にすごいうれしいです」と笑顔をはじかせた。

 一方のロッテ伊東監督は「10回のチャンスをウチがものにできずに、相手が決めた。結果的にはそういうことなんですけど、しょうがない。選手たちは一生懸命やってくれたんで、次に切り替えたい」と悔しい敗戦にも前を向いた。8回裏の前進守備に関しては「(上本は)ボールに当てるのがうまい選手なので、ゴロならホームでアウトにできるからと思って前進守備にした。この球場では(1点差を争う)こういう試合展開になるんで、1点でも防げるうちに防いでおこうという判断です」と説明した。

 10-9のスコアは好ゲームに見えるが、守備のミスから始まり、本塁憤死が二つ。点差を考えれば防げた野選が二つ。2点差がありながら1点を守る布陣を敷いて同点に追いつかれるなど互いにミスが目立つ試合だった。

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最終更新:6/26(日) 12:33

ベースボールチャンネル

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