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スペイン紙選定「バルサ失敗補強ワースト10」 常勝軍団の“黒歴史”にブラジル人が5選手も…

Football ZONE web 6/26(日) 23:03配信

バルサスタイルにフィットせず、暗黒時代の象徴となった男たち

 バルセロナは鮮やかなパスワークと「MSNトリオ」のフィニッシュワークで、世界中のサッカーファンを魅了している。しかし以前は失敗補強を繰り返した黒い歴史があり、期待されながらもフィットせずクラブを去った名手も多い。スペイン紙「スポルト」が、バルサの失敗補強10人を特集した。

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 特に多いのは宿敵レアル・マドリードが「銀河系軍団」でこの世の春を謳歌するなか、失敗補強を繰り返した“暗黒時代”の選手だ。まず、2002年日韓ワールドカップ(W杯)のフランス代表だったDFフィリップ・クリスタンバル。01年に1800万ユーロ(約21億6000万円)もの移籍金で獲得し、2シーズンで47試合に出場したもののチームの守備崩壊を食い止められなかった。当時のルイス・ファン・ハール監督からダメ出しを受け、03年オフには移籍金なしでマルセイユに放出。バルサとしては大損となった。

 暗黒時代の象徴とされるのは、ふたりのブラジル人だ。弾丸ミドルが魅力と言われたMFファビオ・ロッケンバックは900万ユーロ(約10億8000万円)で加入したが、ファン・ハール監督の戦術にまったく馴染めなかった。03年から05年はスポルティング・リスボンにレンタルされるなど、期待に応えられなかった。

 ロッケンバック以上にバルセロニスタを失望させたのは、MFジェオバンニだ。00年シドニー五輪のブラジル代表で一躍注目を集めたアタッカーは、翌年に移籍金2100万ユーロ(約25億2000万円)で加入した。だがバルサでは、現指揮官のルイス・エンリケらとのレギュラー争いに敗れ、02-03シーズン途中にベンフィカへと期限付き移籍。クラブはクリンスタンバルと同じく、移籍金ゼロで放出する大損を被った。

アーセナル卒業生2人も不名誉なランクイン

 バルサの守護神は下部組織出身のGKビクトール・バルデスが長年務めてきたが、バルデスが若手の頃に獲得したトルコ人GKルストゥ・レチベルはまさにノーインパクトだった。日韓W杯でトルコを3位に導く原動力となったルストゥは、バルデスとの正守護神争いに敗れてバルサでの公式戦出場はわずか7試合に終わった。とはいえ移籍金は発生していなかったため、他の選手に比べればダメージは年俸分で食い止めることができた。

 現在のバルサ黄金期を築いたジョゼップ・グアルディオラ体制でも、ハズレ補強がなかったわけではない。1000万ユーロ(約12億円)を払って獲得したブラジル人DFエンリケは2014年ブラジルW杯の母国代表にも選出された実力者だが、公式戦出場はゼロ。スペイン人指揮官のポゼッションスタイルには対応できなかった。またブラジルの有望株と言われたFWケイリソンも1400万ユーロ(約16億8000万円)で獲得しながら、バルサの公式戦に出られずじまいだった。

 ペップ戦術に対応できなかった選手は、獲得の“お得意様”である元アーセナルの選手にも多い。ベラルーシの天才と言われたMFアレクサンドル・フレブは移籍金1700万ユーロ(約20億4000万円)を払って獲得したが、その柔らかなドリブル突破はMFアンドレス・イニエスタのように生かすことはできなかった。本人も「エゴをなくし、グループでプレーすることがバルサの強さだと理解するのに時間がかかった。成功できなかった理由だと自分を責めている」と語ったように、周囲との連動性が高まらなかった。フレブは後年、アーセナルから移籍したことを素直に後悔している。

 不動のアンカーであるMFセルヒオ・ブスケッツを脅かす存在として期待されたカメルーン代表DFアレックス・ソングも、フレブと同様に序列を覆せなかった。1900万ユーロ(約22億8000万円)をはたいて獲得もブスケッツの牙城を崩せず、センターバックとしてもDFハビエル・マスチェラーノの域に達せなかった。昨季まではウェストハムに期限付き移籍していたが、来季もバルサに戻る可能性は薄い。

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最終更新:6/26(日) 23:03

Football ZONE web

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北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。