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中村憲剛が「イニエスタみたい」と評する背番号10。大島僚太は歴史を変えるキーマンになれるか

SOCCER DIGEST Web 6/26(日) 19:17配信

2点を先行された16節・福岡戦。逆境で輝いたのが、背番号10番の若武者だった。

 今年1月、リオ五輪アジア最終予選を戦い抜き、優勝して出場権を獲得して帰国した後、大島僚太はその体験をこんな風に振り返っていた。

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「自分はあの瞬間にピッチに立ってなかったですけど、優勝カップを掲げた時の嬉しかった気持ちはありました。これをフロンターレでも掲げたいと思いますね」

 クラブに戻ると、日本人として初めて背番号10番をつける選手としてシーズンがスタートした。周囲からの大きな期待をよそに、本人は背伸びせず、あくまで等身大だった。

「10番をつけるので頑張らないといけないと思ってます。でも自分はジュニーニョでもないし、レナトでもないですから。できることに全力を尽くそうと思ってます。基本的に気負わないですし、気にしない性格で申し訳ないという思いもありますけど、自分には期待しています」
 
 パスセンスと視野の広さを兼ね備えており、中村憲剛と2ボランチを組む期間が長かっため、周囲からはパサーだと思われている。しかし大島僚太の真骨頂は違うところにある。
 
 彼の真髄は、小柄な体格を駆使したそのステップワークだ。狭いエリアで人数をかけてボールを奪おうとしてくる相手に、身体をぶつけられることなく簡単にかいくぐる。その絶妙なトラップと、ステップワークを評して、中村が「取られそうで取られない。イニエスタみたい」と評していたほどである。
 
 今季は中村がトップ下でプレーする機会が増えたことで、中盤でゲームを仕切る仕事も求められるようになった。そして優勝のかかる一戦として迎えた16節・福岡戦は、大黒柱の中村憲剛が不在。前半に2点のビハインドを負った逆境で輝きを見せたのが、他でもない背番号10番の若武者だった。
 
「逆にこれをひっくり返したいと強く思いました。そのために、どう崩すか。自分たちがどれだけできるかを試されていると思いましたね」
 
 その言葉通り、彼は中盤を牽引した。前半には追撃弾となる小林悠への絶妙なアシストを記録し、後半には味方のシュートのこぼれ球に素早く反応し、同点弾となるPKを獲得している。ゲームを作りながら前線の攻撃に絡んでいく時の推進力と、守備に切り替わった時の球際の強さ。攻守両面で圧巻のプレーを見せ続けた。

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最終更新:6/26(日) 19:17

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