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直径34メートルの無人島に泊まり ミクロネシアの自然のリズムを感じる

CREA WEB 6/26(日) 12:01配信

#098 Jeep Islandジープ島(ミクロネシア)
小さなボートに揺られジープ島へ!

 当初は11本だった椰子が20年かけて22本になった、直径34メートルの無人島。それが、周囲200キロの世界最大級(円形では)のラグーンに浮かぶ、ジープ島です。島内にあるのは、13~14名ほど滞在できる男女別の宿泊棟、食堂&なごみの共有スペース、トイレ、シャワールーム、スタッフ部屋、以上。そんな小さな無人島暮らしに憧れて、訪れることに。

 チューク国際空港のあるモエン島から、ジープ島へ渡る時、スタッフから言われたのが、「水着に着替えてください」「雨が降り始めたので、スーツケースをカバーするビニール袋を買いましょう」。通常のチェックインでは聞きなれない言葉ながら、言われるに従い、船着き場のボートを見て、たじろぐこと数秒。ジープ島を目指すFRPの平底船は、まるで大海に浮かぶ木の葉のよう。

バケツ1杯の雨水でシャワーと洗濯を

 ボートで30~40分の移動中、波を越える際に船底から伝わる衝撃と顔を打つ雨粒の痛さにひたすら耐え……。南洋のスコールの洗礼を受け、腰まで海に浸かりながら上陸し、4日間のジープ島滞在が始まりました。

 スタッフから説明を受けて、またも衝撃。

 電気は18~22時のみ、バケツ1杯の雨水でシャワーと洗濯を済ませること。初日はバケツの水の効率のいい使い方がわからず、泡をやや残したままシャワーが終了。「大丈夫か、私?」と不安を抱いたまま就寝。発電のゼネレーターの音がガタンと止まると、まったくの闇が訪れ、波音がやけに近くに感じられました。

 ジープ島の周囲にはいくつかの島影を望みます。日本が統治していた歴史があり、その頃は、モエン島を春島、デュブロン島を夏島、フェファン島を秋島、ウマン島を冬島とし、これらをあわせて四季島と呼んでいたそう。月曜島もあり、その背後には一週間の曜日を揃えた七曜島が続きます。他にも十二支や父・母・娘なども、島名にあるとか。

ハシナガイルカやバンドウイルカに会える!

 その流れで名付けられた“君”が由来のキミシマ環礁へダイビングに出かけることに。海況が整わないとなかなかいけないハイパーなダイブスポットです。

 透明度は40メートル以上、切り立ったサンゴの壁に花びらを散らしたようにハナゴイなどの赤や黄色の小魚たちが舞っています。ロウニンアジも単体で見かけたけれど、いつもはもっとスゴイとか……。

 そんなキミシマ環礁からの帰り道。なんと、ハシナガイルカの群れが登場! 右に左に群れがあちこちで飛び跳ね、船首に躍り出たと思うとひらりとかわし、遠くできりもみジャンプ! 

 翌日は、富士川丸という沈船スポットへ。チューク環礁の海底には第二次世界大戦時代の船や飛行機が数々眠っているそう。貨物船だった富士川丸は、食器や便座がそのまま残されつつも、船体全体をソフトコーラルがカラフルに彩り、鮮やかな魚たちが群れている様子はさながら巨大な魚礁のよう。

 そのダイビングの帰り道、今度はバンドウイルカが登場。水面下に滑り込むと、彼らの方からやってきて、目の合う距離で見つめ合ったりして。なんて夢のようなひと時。

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最終更新:6/26(日) 12:01

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