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西田敏行、『ジャングル・ブック』実写吹替え初挑戦 クマのバルー役で陽気な歌声を披露

リアルサウンド 6/27(月) 4:00配信

 俳優・西田敏行が、8月11日に公開される映画『ジャングル・ブック』で、クマのバルー役の日本語版吹替えを担当することが発表された。

 本作は、ジャングルの動物たちに育てられた人間の少年モーグリを主人公に、自然の掟と共に雄々しく生きる者たちの愛や憎しみ、喜びや悲しみを謳いあげる感動のエンターテイメント作品。4月15日に全米で公開され、3週連続週末興行成績第1位を獲得。すでに全世界興収が9億2,302万9,389ドルに達しており、2016年全世界興行収入ランキング3位を記録している(BOX OFFICE MOJO調べ6/20現在)。

 今回が実写吹替え初挑戦の西田敏行は、自由で陽気なクマ・バルー役を担当する。バルーはモーグリの親友で、彼が悩み悲しむ時はいつもそばで励ましてくれる。西田はバルーについて、「バルーはもう、ほとんど俺ですね。」と言い切り、「掟厳しいジャングルの中でも割と自由に、ときどきはみ出しながらもゆるーく守り生きている世渡り上手で憎めないクマです。バルーを演じるということは、西田敏行を演じればいいんだ、という楽な気持ちでやりました!」と語っている。

 劇中で歌うシーンにも挑戦している西田は、「(バルーは劇中で)主人公モーグリをお腹にのっけて川の中で浮かびながら歌うんですが、よく沈まないなぁって(笑)。「俺は船」って思いながら歌っているあの力の抜き具合がいいなと思って何度も繰り返し聴きました」と話し、アカデミー賞歌曲賞にノミネートされた“ザ・ベアー・ネセシティ”を歌い上げている。

■西田敏行 コメント

バルーはもう、俺ですね。ほとんど。一応掟が厳しいジャングルの中で、色々なレギュレーションがある中でも割と自由に、ゆるーく守っているというかね。決してインモラルってわけではないのだけれど、たまにはみでちゃうみたいなところもあるし。人も上手い具合にのせながら使ったりする、結構世渡り上手って言うんですかね、そういうところもありますし、結構愛おしいやつですね。憎めないやつ(笑)やっぱりモーグリにとっての一番の心のよりどころというか、友達になれるやつですよね。その包容力というかキャパシティはあると思います。クマの声をいろいろ聞いてウウウーって感じを出そうかなと思ってやってみたら単に老けてるだけの爺さんの声になったんでやめました(笑)。だから、普通にあんまりクマを意識しないで、西田敏行のままでぶつかろうと思いましたね。共通点あるんで。「バルーを演じるということは西田敏行を演じればいいんだ」という楽な気持ちでやりました。

(バルー役のオファーを受けたとき)いいなあと思いました。アニメーションもうちの娘が小ちゃいころ見ていて、バルーをやるとなったら「バルーはいいよ」と非常に喜んでいました。トラじゃないんだねって。(伊勢谷友介さんが演じるトラの)シア・カーン的なこともやってみたいとは思いましたけどね。(クマのバルーを演じてみて)やっぱりバルーみたいな生き方でいいんだと確信を持ちました。

『ジャングル・ブック』の実写化はかなり難しいんじゃないかなと思っていましたね。アニメーションでも、ものすごく迫力ある映像がたくさんありますからね。あれを実写化するってことになったらこれはもう、ひとつどっかのジャングル買い切らないとしょうがないなと。まぁディズニーだからそのくらいのことはやれるのかなと思いましたけどね(笑)モーグリ以外はすべてCGだってことでね、びっくりしました。僕は実写という部分でCGを多用することがあまり好きではなかったんだけど、今回初めて「CGってすごいじゃん!」と思いましたね。CGということは(主人公のモーグリを演じるニール・セディは)ブルーバックの中でなにも対象がないところで演じたわけですよね?それを思うともう大変なことですよ。相手役が目に見えないということは芝居をする中でどれだけ大変なことか!それがちゃんとひとりで成立しているから凄い才能だと思いますね。顔もかわいいしね、はやく友達になりたい。

(松本幸四郎さん演じる黒ヒョウの)バギーラはモーグリにとって、言ってみれば「道徳」あるいは、守らなければいけないことや、社会の中で生きていくうえで必要な最低限の色々なこと、ルールを教えてくれる存在ですね。バルーはどちらかというとモーグリにとって、一緒に肩を組んで歌でも歌いながら仲良く歩いてくれるいい友達。そこに自由な生き方をなんとなく示してくれる。ちょっと兄貴の友達、そういう感じですね。(バギーラもバルーも、両方モーグリにとって)とっても必要ですね。

実写の吹き替えというと初めてと言っていいでしょうね。すでにビル・マーレイという人がハリウッド版では演じているわけですから、ビル・マーレイの息みたいなものを腹に収めながら、日本語で自分の個性もどこかで表現したいし、大変な仕事だと思いますね。いつも感じていることですが、声優さんって気持ちも大事だけども、技術的なところ、そういったところをきっちりとバランスよくやってらっしゃるんだなと。われわれのような実写的な俳優の立ち位置から言うと、どうしても気持ちを先行させてしまって、伝えようとする言葉の音量が上がったり下がったり難しいんですけれども、いつも冷静に測っているんだなと思うと声優さんの技術はやはり凄いものだなと改めて勉強させていただきました。ビル・マーレイもやっぱりそんなに声優ではないので、割りと楽にやっているなと思いましたよ。だからその辺もちょっと(自分と)似ていると思いました(笑)

(劇中でバルーが歌う歌については)ともかく何度も何度もくりかえして聴きましたね、その雰囲気を。背泳ぎでそんなに両手足を動かしている様子もないのだけど、川の中を浮いてちゃんとモーグリをお腹に乗っけて歌うんだけど、よく沈まないなぁ、なんてちょっと思ったりなんかして(笑)その時の体の力の抜き具合がいいなあと思って。あの時バルーは「俺は船」って思っていて、そういう風に思っていたらちゃんと浮くんだなあって。

『ジャングル・ブック』もう本当に素晴らしい映画です。映像も本当に素晴らしいし、出てくる出てくる動物全部がチャーミングで、魅力的です。そして、なんといっても主人公のモーグリですね。このモーグリの生き様、ジャングルにおいての彼の生命力あふれる生き様を見て、とっても元気をもらえる、そんな作品になっていると思います。この『ジャングル・ブック』実写版、素晴らしいです。是非、是非映画館で素晴らしい音と、素晴らしい映像で楽しんでいただければと思いますね。

リアルサウンド編集部

最終更新:6/27(月) 4:00

リアルサウンド

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