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メッシ、引退決意させた“アルゼンチンの呪い”。クラブ28冠に対し代表では無冠

フットボールチャンネル 6/27(月) 20:20配信

 リオネル・メッシのアルゼンチン代表引退宣言に世界を震撼した。

 現地時間の26日に行なわれたコパ・アメリカ・センテナリオ決勝チリ対アルゼンチン戦後、メッシがアルゼンチン代表引退を表明した。

 近年のサッカー界でNo.1の座をほしいままにしてきたメッシだが、アルゼンチン代表ではことごとくタイトルに恵まれなかった。同国史上でもディエゴ・マラドーナ氏に並ぶ唯一の存在だったがゆえに、アルビセレステス(白色と空色)のユニフォームはメッシにとって重荷であり続けたのだ。

 メッシは13歳でバルセロナの下部組織に加入しわずか17歳でトップチームデビューを果たした。その後の活躍は周知の通りで、リーガ・エスパニョーラを8度、チャンピオンズリーグを4度、コパ・デル・レイを4度とまさにバルセロナの黄金時代の象徴的存在となっている。これまでメッシがバルセロナで獲得したタイトルは実に28回におよび、29歳という年齢を考えればさらに回数が伸びることが考えられる。

 一方で、アルゼンチン代表ではトップチームでのタイトルは一度もない。U-20FIFAワールドユース選手権とU-23北京オリンピックでこそ優勝したものの、トップチームでは2007年コパ・アメリカ、2014年ワールドカップ、2015年コパ・アメリカ、2016年コパ・アメリカとことごとく決勝で敗れている。

 4度の決勝で敗れ続けたことがメッシに代表引退を決意させたようで、アルゼンチン『スポルティア』ら複数のが報じた引退表明のインタビューでは「勝つために全てをしたけれど、優勝できなかった」と悔しさを滲ませている。あまりの唐突な告白にインタビュアーが「考えなおすことはあるのか」と質問したものの「ないと思う。もう決めたことだ」と決意を強調した。

 最高の選手を持ってしても耐えられなかった母国からの重圧。メッシは自ら幕を引くことで“アルゼンチンの呪い”から開放されることを選んだようだ。

(文:Keiske Horie)

フットボールチャンネル

最終更新:6/27(月) 20:25

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