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米自動車「初期品質調査」、ホンダに驚きの結果 1位は起亜

Forbes JAPAN 6/27(月) 7:01配信

米国で販売されている自動車の初期品質調査で、韓国・起亜自動車の「キア」が第1位になった。トヨタ自動車や現代自動車だけでなく、ポルシェやレクサスなどの高級車ブランドも抑えての首位に、驚きと称賛の声が上がっている。

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調査会社J.D.パワーが同調査を開始して以来、高級ブランドに分類されないブランドがトップになったのは27年ぶりのことだ。だが、調査結果を注意深くみれば、「キア」が1位になったのは意外なこととは言えない。

起亜自動車は昨年、セダン「オプティマ」やハッチバックの「ソウル」、SUV「スポーテージ」、高級セダン「カデンツァ」の機械系統やスタイリング、フィット&フィニッシュ(ボディ各部の接合)に大幅な改善がみられたとして、「非高級車ブランド」部門で首位になっていた。また、同系列でプラットフォームやデザインセンター、部品その他を共有する現代自動車よりも、高い評価を得ている。

今回の調査の結果、納車から90日以内のモデル別「100台当り不具合指摘数(PP100)」で起亜は83となり、ポルシェを1ポイント上回った。PP100の業界平均は105。数が少ない方が高評価となる。

自動車情報サイト、オートトレーダー・ドットコム(Autotrader.com)の上級アナリストであるミシェル・クレブスは、起亜はこれまでも価格以上の価値を提供してきたと指摘。「一般消費者に手が届く価格で、多くの機能を搭載した最高品質の車を提供することは可能だ。起亜はそれを実証している」と述べている。

ホンダへの評価に驚き

ホンダと同社の高級車ブランド、アキュラは長年、品質と信頼性において高い評価を維持してきた。しかし、今回の評価ではそれぞれ、33ブランド中のランキングが24位、25位に下落した。

前出のクレブスは、ホンダは短期間に数多くの新モデルを発表しており、それが原因の可能性があるとみている。ただ、両ブランドともに、インフォテインメント、テレマティクスのシステムでも評価が高くない。

一部のブランドが業界全体の平均的な品質向上に貢献した一方で、特に高い品質を売り物にしたいはずの高級車ブランドの一部が、高まる圧力にさらされている。アウディ、メルセデス・ベンツ、キャデラック、ジープのスコアは平均以下。ボルボ、ランドローバーは最低水準の評価となっている。

上位10ブランドランキング

業界全体では品質向上

起亜にとどまらず、今回の調査で対象とした33ブランドのうち、21がスコアを上げた。業界全体として、品質は前年に比べ6%向上している。

一位を獲得した部門数は、最も多かったのがゼネラル・モーターズ(GM)の7部門。次いでトヨタが6部門、現代自動車とフォルクスワーゲンが4部門ずつだった。また、去年までの数年と比べて特に目立った改善がみられたブランドは、クライスラーとジープだった。

Forbes JAPAN 編集部

最終更新:6/27(月) 7:01

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