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グリエーズマンが“本来のポジション”で極上の輝き!「僕の能力を一番発揮できる」と手応えを掴む

SOCCER DIGEST Web 6/27(月) 1:44配信

わずか3分間で2ゴールを奪取して母国を逆転に導く。

 リヨンのパルク・オランピック・リヨネで開催された6月26日のEURO2016ラウンド・オブ16、フランス対アイルランド戦。開始3分でPKから被弾した開催国フランスを窮地から救ったのは、アントワーヌ・グリエーズマンだった。
 
 前半はいつものように右サイドアタッカーでプレー。しかし、なかなか良い形でボールを受けられず、唯一のチャンスは44分のディミトリ・パイエとの連携で抜け出したシーンだけ。これもシュートは相手DFにブロックされた。
 
 迎えた後半、フランスのディディエ・デシャン監督はいきなり動く。セントラルMFのエヌゴロ・カンテに代えてアタッカーのキングスレー・コマンを投入し、システムを4-3-3から4-4-2に変更。グリエーズマンは所属するアトレティコ・マドリーで慣れ親しんだ、セカンドトップの位置に入った。
 
 右サイドから中央に移って自由を得た背番号7は、敵2ライン(DFとMF)間でボールを引き出し、前半と比べてボールタッチが劇的に増える。これでリズムを掴んだのは間違いない。
 
 そして、58分だった。右SBのバカリ・サーニャから供給されたピンポイントクロスを、ペナルティーエリア内で相手と競り合いながらヘディングで叩き、同点ゴールを決める。
 
 さらにその3分後の61分には、なんと逆転弾まで奪って見せる。アディル・ラミのロングフィードをペナルティーエリア手前でオリビエ・ジルーが落とすと、後方から走り込んだグリエーズマンがほぼフリーでこれを受ける。得意の左足で冷静にGKの逆を突いてゴールネットを揺らした。
 
 グリエーズマンは66分にも再び独走し、ペナルティーエリア手前で後方からシェイン・ダフィに足を引っかけられる。これでダフィは一発退場となり、完全に試合の主導権を握ったフランスは、見事に2-1の逆転勝利を収めた。
 
 世間を騒がせた“セックステープ事件”の影響で招集漏れしたカリム・ベンゼマに代わるエースとして期待されたグリエーズマンだが、低調だったルーマニアとの開幕戦は途中交代、グループステージ2節のアルバニア戦は先発落ちと、決して順風満帆の出足ではなかった。
 
 しかし、そのアルバニア戦で途中出場ながら試合終了間際に先制点を挙げると、スタメン復帰したスイスとの第3戦もゴールやアシストこそなかったが好調を維持。そして、このアイルランド戦では、2ゴールというエースたりうる大活躍を演じたのだ。

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最終更新:6/27(月) 13:52

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