ここから本文です

アザールが1ゴール・1アシスト‼ 上り調子のベルギーが36年ぶりの8強進出

SOCCER DIGEST Web 6/27(月) 6:28配信

嫌なムードを払拭したアザール

 6月26日(現地時間)にトゥールーズで行なわれた決勝トーナメント1回戦、ハンガリー対ベルギーの一戦は、4-0でベルギーが快勝。36年ぶりにベスト8へ駒を進めた。
 
 組織力を武器に、ポルトガルやオーストリアと同居したグループFを1位で突破した伏兵ハンガリーと、万全とは言い難いパフォーマンスながら、個の力でなんとかグループEを2位通過した優勝候補の一角ベルギー。
 対照的な歩みでベスト16に勝ち上がってきた両者の戦いは、序盤からベルギーが主導権を握る。
 
 6分にルカク、7分にデ・ブルイネが立て続けに決定的なシュートを放ち、ハンガリーのベテラン守護神キラーイの牙城を脅かすと、先制点は早くも10分、セットプレーから生まれる。左サイドからデ・ブルイネが放った正確なFKを、CBのアンデルワイレルドがピタリと頭で合わせたのだ。
 
 その後もルカクの力強いポストプレーを起点に攻め続けるベルギー。この日は中盤のチェックが甘かったハンガリーのDFとMFの2ラインの間で、アザールやデ・ブルイネが自由を謳歌する。24分にデ・ブルイネが中央からミドルを放てば、30分にはルカクの浮き球のパスに再びデ・ブルイネがヘッドで狙う。
 
 ハンガリーの誤算は、グループステージ最終節(ポルトガル戦)で温存した司令塔のクラインハイスラーが、ウォームアップ中の負傷で急きょ使えなくなったことだ。そのため攻撃に連動性を欠き、バイタルエリアに侵入することすらできない。39分にロブレンチチュ、41分にジュジャークがミドルを放つも、単発な印象は否めなかった。
 
 ただ一方でベルギーも、この日はキレまくっていたアザールを中心に攻め込みながら、なかなか追加点が奪えない。35分のデ・ブルイネのFKも、42分のメルテンスのシュートもGKキラーイの壁を破れず、嫌なムードが漂い始める。
 
 後半に入るとハンガリーは、運動量が少なく、中盤で穴になっていたベテランのゲラを下げ、エレクを投入。すると少しずつではあるが、ペースを奪い返し始める。
 54分にはジュジャークのクロスにサライが飛び込み、68分にはジュジャークのFKから最後はユハスが惜しいシュートを放つ。
 
 しかし――。ベルギーの頭上を覆っていた雲を、エースが振り払う。
 
 78分、CKの流れから、左サイドでボールを受けたアザールが個人技で縦に抜け出し、中央へ鋭いグラウンダーのラストパス。これを交代出場したばかりの新鋭バチュアイが右足で流し込み、待望の追加点を奪ったのだ。
 
 さらに2分後の80分には、カウンターからアザールがドリブルで持ち込み、左サイドからカットインして右足を一閃。ハンガリーを絶望の淵へと追いやる決定的な3点目を突き刺してみせた。
 
 その後、終了間際にハンガリーもチャンスを迎えるが、これを決め切れずにいると、ベルギーはアディショナルタイムの90+1分、再びカウンターを発動。途中出場のカラスコがダメを押した。
 
 ややもたつきながらも、大黒柱アザールの1ゴール・1アシストの活躍で、今大会の台風の目となっていたハンガリーを撃破。試合を重ねるごとに調子を上げているベルギーが、36年ぶりにベスト8へと駒を進めた。
 
 CBのヴェルメーレンが累積警告で次戦出場停止となったのは痛手だが、ヴィツェルとナインゴランのダブルボランチを中心に守備も安定している。準々決勝のウェールズ戦でも好パフォーマンスが期待できそうだ。
 

最終更新:6/27(月) 6:28

SOCCER DIGEST Web

Yahoo!ニュースからのお知らせ