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ガウディ建築を美しく撮影するには? 手取り足取り教える旅のデジカメ術

CREA WEB 6/27(月) 12:01配信

 山口規子さんは、世界中を旅しながら、ジャンルを横断した素敵な写真を撮り続けるフォトグラファー。風景、人物、料理……、地球上のさまざまな場所でこれまで撮影してきた作品をサンプルとして使いながら、CREA WEB読者に旅写真のノウハウを分かりやすくお伝えします! 

vol.15 バルセロナ(スペイン)
世界遺産「カサ・バトリョ」の魅力に迫る!

 スペインのバルセロナといえばガウディ建築! ということで今回はガウディ建築の撮り方をお教えする。巨匠ガウディの建築の撮り方を教えるなんて恐れ多いことは重々承知だが、撮らずにいられないほど魅力的な被写体なのである。

 アントニ・ガウディは1852年6月25日、スペインのカタルーニャ州で生まれた、モデルニスモ(スペイン語でモダニズム、またはアールヌーヴォーを指す)建築の代表的な建築家だ。主にサグラダ・ファミリア(ファサードと地下聖堂)、グエル公園、グエル邸、カサ・ミラ、カサ・ビセンス、カサ・バトリョなどが有名だが、今回はその中のカサ・バトリョの魅力に迫ってみたいと思う。

 では巨匠ガウディさま、失礼します! 

ガウディ建築を上手に撮影するコツ その1「曲線の美しさがポイント!」

 ガウディ建築の魅力はなんといっても曲線! 

 カサ・バトリョの外観を見ると、あくびをしているような窓、頭蓋骨のようなテラス、液体が垂れてきたような支柱など動きがある。まずは外観を撮る。通常の建築写真ならシフトレンズを使うか、三脚、時には向かい側のビルに上って水平垂直を合わせて撮るところだが、ここではそんなことを気にせずに自分の好きなように撮ってみよう。

 広角レンズで下からあおってもよし。望遠レンズで細部に寄ってもよし。そして中に入ったらまずはISO感度を上げること。三脚禁止なので手持ちで撮るしかない → 手ブレの可能性大 → 手ブレを防ぐためにISO感度を上げる。自然光がたくさん入る空間ではISO400、自然光が入らずほのかな照明だけの暗い空間では3200~6400にセットしよう。

 WB(ホワイトバランス)はオートが無難であるが、自然光が美しい場所では晴天、タングステン光の照明下ではタングステン光、またはわざと晴天にセットして温かみを表現してもよいと思う。

 撮影モードはマニュアルモードをお勧めする。なぜなら部屋ごとに光が違うので、場所ごとにマニュアルモードで露出を合わせ、陰影を自分の意志でコントロールしてほしいからである。構図は自由。とにかく自分が面白いと思ったものを片っ端から撮ってみよう! 

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最終更新:6/27(月) 12:01

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