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堅守でつかんだ初出場アイスランドの歴史的快挙! イングランド撃破で8強に進出

Football ZONE web 6/28(火) 6:58配信

前半のうちに逆転に成功 被シュート18本も流れのなかから失点せず

 人口わずか33万人の小国の快進撃は止まらない。欧州選手権(EURO)の決勝トーナメント1回戦でアイスランドがイングランドを2-1で撃破。初出場のアイスランドがジャイアントキリングを達成し、見事にベスト8進出を果たした。

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 試合は、開始早々から点を奪い合う展開となった。イングランドはFWラヒーム・スターリング(マンチェスター・シティ)がエリア内でアイスランド守護神GKハンネス・ハルドーソン(ボーデ・グリムト)に倒されてPKを獲得。これを主将FWウェイン・ルーニーがゴール左隅に沈め、前半4分で先制に成功した。

 アイスランドもすぐさま反撃。失点からわずか2分後の同6分、MFアーロン・グンナルソン(カーディフ)が右サイドから得意のロングスローでゴール前へ送ると、DFカリ・アルナソン(マルメ)が頭でつなぎ、最後はDFラグナル・シグルドソン(クラスノダール)が押し込んで同点とした。勢いを得たアイスランドは同18分、ゴール前で細かくパスをつないだところからFWコルベイン・シグトルソン(ナント)が右足の正確なシュートでゴール右隅に流し込み、勝ち越しに成功した。

 アイスランドはチーム全員が持ち前のハードワークを武器に、イングランドに激しくプレッシャーをかけていく。イングランドも前半だけでシュート11本を放つなど猛攻を仕掛けるも、ゴールの匂いが漂うような決定機は生み出せなかった。

歯車が噛み合わなかったイングランド

 イングランドは後半開始と同時にMFエリック・ダイアー(トットナム)を下げて、MFジャック・ウィルシャー(アーセナル)を投入した。それでも、すぐには流れを取り戻すことはできない。逆にアイスランドは、後半10分に同点弾のR・シグルドソンがエリア内でオーバーヘッドシュートを狙ったが、至近距離からのシュートにハートがなんとか反応してピンチを防いでいる。

 攻撃が停滞していたイングランドは同15分にスターリングを下げて、FWジェイミー・ヴァーディ(レスター)をピッチに送り出した。直後にMFデレ・アリ(トットナム)が右からのクロスにボレーで合わせたが、シュートは枠を大きく外れた。

 時計の針が進むに連れ、徐々に焦りが顕著となってきたイングランドはラストパスが乱れ、イージーなトラップミスも目立つようになるなど、チームの歯車が全く噛み合わなかった。ロイ・ホジソン監督は同42分、ルーニーを下げて18歳の新星FWマーカス・ラッシュフォードを投入したが、集中力を切らさずに守るアイスランドの牙城を崩すことはできなかった。

 一方、歴史的快挙を成し遂げたアイスランドは、シュート数8対18、パス数247対527、ボール支配率37%対63%とタレントひしめくイングランドを相手にデータ上は圧倒されながらも、流れのなかから失点せず。驚異の堅守で8強入りを果たした彼らは、準々決勝で開催国フランスと対戦。最高の舞台で、小国の“おとぎ話”は続いていく。

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

最終更新:6/28(火) 10:12

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