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宮部みゆき『模倣犯』、中谷美紀主演で初テレビドラマ化へ 「極上のエンターテインメントになる」

リアルサウンド 6/28(火) 7:00配信

 宮部みゆきの『模倣犯』が、中谷美紀主演でテレビ東京にて初テレビドラマ化されることが決定した。

 宮部みゆきによる同名原作小説は、これまでに単行本と文庫本あわせて累計発行部数420万部を突破している“劇場型犯罪”ミステリー。未曽有の連続誘拐殺人事件に挑む、ルポライターの前畑滋子、第一発見者の少年、孫娘を殺された老人らが、やがて意外な結末に辿り着く模様を描く。

 今回の映像化は、2002年に中居正広主演で映画化されて以来14年ぶりで、テレビドラマ化は今回が初めて。今年、テレビ東京が新本社へ移転することを記念した「六本木3丁目移転プロジェクト」のドラマスペシャル第一弾で、これまでにない規模で展開される大型スケールの特別番組になるという。

 テレビ東京のドラマ作品への出演は今回が初となる中谷美紀が演じるのは、事件を追うルポライターの主人公・前畑滋子。連続誘拐殺人事件の第一発見者・塚田真一や、被害者家族の有馬義男と関わり、事件の全貌に迫ると同時に、自分にこの事件のルポを書く資格があるのか苦悩するといった役どころだ。

 主演の中谷と中川順平チーフプロデューサーからはコメントが寄せられている。なお、その他のキャストは順次発表される。

■前畑滋子役・中谷美紀 コメント

宮部みゆきさんの作品に出演することは今回が初めてで、大変光栄に思っております。
十数年前に読んだ作品で、一度映画化されていますが、意外にもテレビドラマ化がまだだったと…スケールの大きな物語なので、映像化は大変だろうなと思っていました。
そこでこのお話をいただけたことを大変嬉しく思っています。
宮部さんは、人間の美しい部分も醜い部分も見事に表現されるので、読んでいて、連続殺人事件の真相をのぞき見したくなるような自分の嫌な部分を突きつけられる気がします。
虐げられた人間の心を徹底的に描いた原作が素晴らしいので、原作の世界観を大切にしつつ、松田監督はじめ、素晴らしいスタッフの皆さん、キャストの皆さんと、より豊かな物語となるように、大切に演じていきたいと思っています。
前畑滋子という役は、事件が起こったときのテレビの視聴者だったり、新聞や雑誌の読者の方々に一番目線が近い存在なのだと思います。滋子自身も、一流のライターではなくて、半ばアルバイト感覚でライターをしているのですが、一念発起して(映画化もされた)『エリン・ブロコビッチ』のように、いち主婦が何かを覆してみるというところが、視聴者の皆さんも共感しやすいキャラクターではないかと…夫と共に婚家の工場に住んでいますし、思いっきり庶民派です。そして、この作品のもっとも愛すべきところは、凄惨な事件が繰り広げられるけれど、その一方で、市井のこつこつと生きている人々の日常をものすごくいとおしく描いているところ。そんな日常の尊さをお伝えできたらいいなと思っています。
壮大なスケールのミステリーであり、人の心に届く温かい物語でもあるので、スリルも味わっていただけると同時に犯罪に巻き込まれた人々のやりきれない思いに胸を打たれるのではないでしょうか。最後には心にじんわりとあたたかく、切ないものがこみあげてくるような作品になるはずです。
ご覧になる視聴者の皆さまに、強く訴えかける極上のエンターテインメントになるのではないかと思います。ぜひご期待くださいませ。

■チーフプロデューサー・中川順平(テレビ東京・編成局ドラマ制作部)コメント

日本の現代ミステリーの最高峰、宮部みゆきさんの『模倣犯』。本作を、テレビドラマとしてお届けできるのは、まさにプロデューサー冥利に尽きます。前代未聞の連続誘拐殺人事件を巡って、多くの人々が、それぞれの立場で向き合う姿を重層的に描く…そんな原作の巨大な世界観を極力活かすよう、今回はスペシャルドラマとしても大型の枠を持って挑みます。また時代設定も、ネットや携帯、SNSの発達した現代にアレンジします。主演は、テレビ東京初にして、今、人気実力とも乗りに乗っているトップ女優中谷美紀さん。視聴者の目線に近い、事件にとっては第三者であるルポライターとして関わりながら、やがて追い詰められていく主人公を演じて頂きます。恐ろしい犯罪と立ち向かわざるを得なくなった時、人はいかにふるまい、どう、それを乗り越えていくのか。強烈なサスペンスはもちろん、何よりも、ごく普通の人々が持つ、勇気と希望の物語にしたいと考えます。ご期待下さい。

リアルサウンド編集部

最終更新:6/28(火) 7:00

リアルサウンド

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