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王者撃破も“死の山”を警戒するブッフォン 「イタリアにとって偉大なEUROとはまだ言えない」

Football ZONE web 6/28(火) 9:41配信

スペインに2-0と華麗なる完勝劇 「大会前の過小評価を私は忘れない」

 3連覇を狙う無敵艦隊スペインを撃破したイタリアの38歳守護神は、完勝だったことをひたすら強調した。ブッフォン自身も好セーブを披露する活躍を見せたが、試合運びも盤石だった。ユベントスDFジョルジョ・キエッリーニ(ユベントス)の前半33分の先制点と、後半アディショナルタイムのグラツィアーノ・ペッレ(サウサンプトン)の追加点で準々決勝進出を決めたが、さらなる大勝劇となった可能性も指摘。王者へのリベンジを喜ぶ一方、準々決勝以降の戦いに向けて再び闘志を高めている。試合後にイタリア衛星放送局「スカイ・イタリア」に語った。

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 イタリアは欧州選手権(EURO)では2008年大会の準々決勝と、12年大会の決勝でスペインに敗れている。「スペインに長きに渡り負けてきた。それを埋め合わせた。まだ16強だが、それはいいことだ」と、EUROの舞台でリベンジを果たせたことを守護神は喜んでいた。

 3連覇を狙う王者を撃破し準々決勝に進出したイタリアは、準々決勝で優勝候補筆頭のドイツと対戦する。「死の山」に入ってしまった宿命に直面するアッズーリだが、ブッフォンは次のように語り、勝利への意欲を燃やしていた。

「我々には長く困難な道が広がっている。我々の道には強敵が待っている。イタリアにとって偉大なEUROだったとはまだ言えない。なぜなら、まだ準々決勝だからだ。以前にも言ったが、大会開幕前には我々のことを全く評価していなかった人が多かったことを私は忘れていない。我々は異常なまでに過小評価されたいたことを証明した。それが私の誇りだ」

下馬評の低い時こそ躍進する伝統

 イタリアは苦難の時代を迎えている。かつて「世界最強リーグ」と呼ばれたセリエAは国際競争力を失い、スーパースターもいなくなった。欧州の舞台で勝てるクラブはユベントスのみで、イタリア代表の最大の強みもまた、史上最強のGKと呼ばれるブッフォンに加え、レオナルド・ボヌッチ、アンドレア・バルザーリ、キエッリーニという最終ラインのユベントスユニット。頭文字から「イタリア版“BBC”」と呼ばれる圧倒的な安定感を誇る最終ラインは、スター不在の前線の迫力不足を補うほどのオーラを醸している。

 2006年ドイツ・ワールドカップなど、下馬評の低い時こそ躍進するという伝統は生きている。フランスで力を見せつけているカテナチオ軍団は、1968年大会以来の頂点に立つことができるかもしれない。

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

最終更新:6/28(火) 10:08

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