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職場で友人を作ると、生産性が高まる

ライフハッカー[日本版] 6/28(火) 22:10配信

Inc.:世の中に出回っている社員の士気を高める方法は、どれも的を外しているかもしれません。

確かに、自主性、仕事に対する「当事者意識」、目的意識、持続可能なイニシアチブは社員が仕事にしっかり取り組むためには大切です。しかし、2300人以上の職業人を対象に最近実施された国際的な調査によれば、ほかにも大切なことがあるようです。それは、社員間の友情を育てることです。

その調査を実施したのは、ユタ州ソルトレークシティーに本拠地を置く、世界的人事コンサルティング企業のO.C. Tanner社です。同社は社員表彰制度の導入で有名で、PepsiCoやHome Depotも同社の顧客リストに名を連ねています。以下は主な調査結果の抽出サンプルです。


*職場に親友がいる社員といない社員を比較した場合、前者の75%がどんな仕事でも引き受けられると思うと回答したのに対して、後者は58%だった。
*職場に親友がいる社員の72%が「自分の仕事に満足している」と回答したのに対して、職場に親友がいない社員は54%だった。
*ミレニアル世代(1981年から97年に誕生した人たち)は、それより上の世代に比べて職場に親友がいる確率が高い。年代が上になるにつれ、この種の人間関係を有する確率は低くなる。


数字で言えば上記のようになりますが、問題は「なぜ」そうなるのかということです。友情は仕事への取組みや精神的ダメージからの回復力とどのような関係があるのでしょうか。「職場に親友がいるということは、社会的な幸福度が高いことを示しています」とO.C. Tanner Institute副社長で調査部門担当のGary Beckstrand氏は言います。その幸福とは、他人とポジティブな交流をしているということだと彼は説明します。こうした交流では、厳密に言えば仕事とは無関係のことを話題にしている場合が多いのですが、かえってそれが「リラックスできる職場環境」を作り、社員は作業にストレスを感じているときでさえ、仕事が楽しく感じられます。

社員1200人のO.C. Tanner社にとっては、ミレニアル世代が職場に親友を持っている確率が高いという事実は、特に驚くようなことではありません。「ワークライフバランスの観念はかなり劇的に変わってきています」とBackstrand氏。「若い世代は上の世代ほど公私を分けて考えません。ミレニアル世代の多くが仕事と仕事以外の生活の境目をはっきりさせていません。彼らは上の世代より仕事のことを考えたり話したりしていますし、職場でできた友人とは仕事を離れても友人として付き合います。


リーダーはこうした調査報告に対してどのように反応すべきでしょうか。社員間の友情が育まれやすい職場にするにはどうしたら良いのでしょうか。Beckstrand氏は「楽しい職場環境にして、社員がオフィス生活のストレスから解放されるようにするのは1つの方法です」と言います。

社員が職場で毎日をどのように過ごしているか正直な目で見ることも必要です。彼らはラップトップにしがみついて、めったに外の空気を吸いに行くことも無い状態でしょうか。Slackやビデオゲームのほうが、同僚とおしゃべりしたり体を動かしたりする活動より好きでしょうか。まして、スポーツやボードゲームは嫌でしょうか。もしそうだとしたら、それに対処する必要があります。熱心に働く企業文化を破壊する必要もありませんし、内向的な性質の社員に社交を強要する必要もありません。「でも、許容範囲内で、社員が何か目的を持って集まるチャンスを持てるように、社則を見直しても良いでしょう」とBeckstrand氏。

チームランチだけでは不十分かもしれません。長いミーティングに同僚同士が交流できる休憩を取り入れてみたらどうでしょうか。大局的には、社員同士で何となく一緒に過ごせる休憩時間を作ることです。おしゃべりしたり笑ったりしていると非生産的だと思われるのではないかと、社員が心配せずに交流できる、まとまった時間をちょくちょく設けましょう。


Why Having a BFF at Work Matters More Than You Think |Inc.
Ilan Mochari(訳:春野ユリ)
Photo by Shutterstock.

最終更新:6/28(火) 22:10

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