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「リーダーの素養なし」と批判したマラドーナが代表引退のメッシに手のひら返し 「ロシアW杯で王者になれる!」

Football ZONE web 6/28(火) 13:40配信

伝説の男が愛弟子の引退危機に動く「アルゼンチンの大惨事だ」

 コパ・アメリカ・センテナリオ(南米選手権)決勝後にアルゼンチン代表引退を口にしたFWリオネル・メッシ(バルセロナ)をレジェンドが擁護し、代表引退撤回を求めている。アルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナ氏が現地紙「ラ・ナシオン」で「メッシとともに戦う。代表でのプレーを続けねばならない」と語った。

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 前回大会のリマッチとなったチリ戦で120分間をスコアレスで終え、PK戦で1人目のキッカーを務めたメッシだが、まさかの失敗。これで流れを失ったアルゼンチンは再びチリの軍門に下った。そしてメッシはまたしてもA代表での国際大会タイトル獲得はならなかった。

 試合後、悲運のエースは「僕にとっての代表のための時間は終わった」と代表引退を口にした。決断に変更はないとも語っており、世界中が騒然となっている。

 この状況にいても経ってもいられなかったのはマラドーナ氏だ。自身は1986年メキシコ・ワールドカップ(W杯)で優勝を果たし、10年の南アフリカW杯では監督としてメッシとともに共闘した。今月の欧州選手権開幕前のイベントでは「メッシには強いパーソナリティがない」などと発言し物議を醸したが、メッシに対する愛情は変わっていないようだ。

「メッシの発言はアルゼンチンフットボール界にとって大惨事だ」と話すと同時に、メッシに代表引退を翻意するように求めている。

サッカー協会の腐敗には「激怒している」

「メッシは代表でのプレーを続けなければならない。彼はまだプレーを続けるのだし、ロシア(W杯)こそワールドチャンピオンになれるはずだ。チームを前に進められる選手たちに頼る必要がある。アルゼンチン代表が混乱している状況から目をそらすため、人々はメッシが去らなければならないと言っているだけだ」

 マラドーナ氏は過熱する報道を戒めるようにこう言った。またかつて自身も確執があり、メッシが不満をため込んだとされるアルゼンチンサッカー協会(AFA)は腐敗が問題化しているが、(以前会長を務めていた)グロンドーナ氏をサポートする人間はいなく、彼が亡くなる当日まで何もしなかったのを知っている。私はアルゼンチンサッカーに起きていることに対して、とても悲しいし、激怒している」と批判を繰り広げた。

 6月24日に29歳の誕生日を迎えたメッシだが、あまりに早い代表引退発言をマラドーナ氏も何とか覆してほしいと願っている。果たして傷心のエースは偉大なるレジェンドの懇願を聞き入れることはあるのだろうか。

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

最終更新:6/28(火) 13:40

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