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来季ミラン新監督にモンテッラ氏が再浮上! 若き戦術家が本田の命運を左右するか

Football ZONE web 6/28(火) 15:50配信

契約解除料1億2500万円を払って招聘すると伊紙が報じる

 日本代表FW本田圭佑が所属し、株式売却問題に揺れているACミランの新監督に、現在サンプドリアの指揮を執っているヴィンチェンツォ・モンテッラ氏の名前が浮上している。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、“移籍金”110万ユーロ(約1億2500万円)を支払って招聘すると具体的な条件を挙げて報じている。

イブラ本命はミラン!? 伊紙が大物FW10人の去就を大胆予測

 ミランは中国企業アリババへ、親会社のフィニンベスト社の株式70%から80%を売却する交渉を行っているとされているが、いずれにせよシルビオ・ベルルスコーニ会長は数年間はチームの会長に留任することが濃厚になっている。現場介入をライフワークとする名物会長はイタリア人指揮官を強く希望し、クリスティアン・ブロッキ監督の続投を目指していたが、本人から退団の申し出を受けるという衝撃の事態になった。

 そのなかで、次期指揮官の候補にリストアップされていたのは今季限りでエンポリ監督を退任したマルコ・ジャンパオロ氏だったが、過去にも何度かアプローチしてきたモンテッラ氏が有力になったとされている。

 1カ月ほど前の段階で、サンプドリアとモンテッラ監督の間では、アントニオ・コンテ監督が退任するイタリア代表指揮官に指名された場合は、違約金なしで就任できるという合意がされていたという。しかし、それは実現せずに来季もサンプドリアで指揮を執る予定だった。そのため、サンプドリアは来季への強化計画が遅れる可能性が少なからずあり、契約解除料として110万ユーロを求めるという。

会長が心不全で倒れ意思決定が滞る

 次期指揮官の人選は、本田を含めたミランの選手たちの起用法や去就に大きな影響を与える。チームは7月7日に指導することが決まっているため、その前には正式に監督を決める必要に迫られている。しかし、ベルルスコーニ会長が心不全で倒れ心臓弁の手術を余儀なくされたことで、様々なスケジュールが遅れている。地元紙に「デウス・エクス・マキナ(絶対神)」と表現される会長の承認なしでは、何も前に進まないミランの体質も浮き彫りになっている。

 モンテッラ氏は現役時代、ローマで元日本代表MF中田英寿らと2000-01シーズンのスクデット獲得に貢献し、得点後のパフォーマンスと小柄な体格から「アエロ・プラニーノ(小型飛行機)」の愛称で愛された。指導者に転身後は、複数のシステムを使い分ける戦術家として評価されている。

 果たしてミランは、何度もアプローチしてきた指揮官をベンチに迎えることができるのだろうか。

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

最終更新:6/28(火) 15:50

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