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ベンチの屋根で歓喜した闘将コンテ イタリアで成し遂げたアトレチコとバルサ流の融合とは

Football ZONE web 6/28(火) 20:00配信

「私は優れた預言者」

 イタリアを欧州選手権(EURO)のベスト8に導いたアントニオ・コンテ監督が、決勝トーナメント1回戦スペイン戦の勝利後、「我々はカテナチオではないと証明した」と守備一辺倒ではなかったと胸を張っている。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。

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「我々は尋常ではないレベルの試合をしたと思っている。選手たちの心の中には重要な試合だという思いがあったことを理解していたし、普通以上のものが表現できるはずだと彼らに伝えたんだ。そういう意味では、私は優れた預言者だったね」

 戦術家としてもモチベーターとしても一流の手腕を持つコンテ監督はこう語った。それまでイタリアにとってスペインはメジャートーナメントにおける“お得意様”だったが、2008年のEURO準々決勝でPK戦の末に敗れてからは流れが変わった。12年の前回大会では大会初戦と決勝の2回対戦して1分1敗と、苦手意識を植え付けられた。悪い流れを反転させるために必要なモチベーションが選手の心の中に充満していたという。

 そして、前線からプレッシングでスペインを苦境に陥れた戦術について、「脱・カテナチオ」と宣言した。

名手シャビの言葉を借りて戦術面の優位性を自画自賛

「我々は、イタリアがカテナチオでないことを示した。(元スペイン代表MFの)シャビからはアトレチコとバルセロナを半分ずつ混ぜたようなチームだと言われたようだがね」

 コンテ監督のサッカーは、ユベントスを率いていた時代と同様に攻撃的なアプローチのもとに成り立っている。3バックの前にアンカーを配置し、後方からボールを放り出すことなくビルドアップしていく。インサイドハーフの2人はサイドに開いて中央を抜けるパスコースを作った上で、FWを追い越す。両ワイドからはワンタッチで斜めにクサビのパスが入ってくる。伝統的に守備が堅いのは間違いのない事実だが、堅守速攻に加えた様々なバリエーションも自慢だ。

 スペイン代表の中盤に長らく君臨した名手シャビの言葉を借りて、スペインサッカーの両強豪バルサとアトレチコの融合と自画自賛していた。

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最終更新:6/28(火) 20:00

Football ZONE web

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