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【EURO 今日は何の日】6月28日「世界王者フランス、メジャー大会連覇に王手(00年)」

SOCCER DIGEST Web 6/28(火) 18:38配信

防戦一方のポルトガルの望みを打ち砕いた117分でのPK。

 2年前の自国開催のワールドカップを制し、世界王者としてEURO2000に臨んだフランス。当時、W杯、EUROの順で連続して優勝を飾った国はまだ存在しなかった。
 
 グループステージでは、デンマーク、チェコを難なく破り、早々に勝ち抜けを決めたフランスだが、首位決定戦となった最後のオランダ戦では、主力を温存したこともあって、2-3で競り負けた。
 
 2位でノックアウトステージに駒を進めた彼らは、準々決勝でスペインと対戦。ジネディーヌ・ジダンの見事なFKと、ユーリ・ジョルカエフのフリーでのシュートにより、好勝負を制した。
 
 そして迎えた準決勝。6月28日、ブリュッセルでフランスの前に立ちはだかったのは、ポルトガルだった。ルイス・フィーゴ、ルイ・コスタといった名手が円熟期を迎え、さらにヌーノ・ゴメスのような若い力も台頭してきた、大会屈指の好チームである。
 
 グループステージでイングランド、ドイツを蹴落とし、準々決勝でもトルコを一蹴したポルトガルに対し、フランスは最初から世界王者の凄みを見せ付けた。
 
 ポルトガルを戸惑わせたのは、フランスが中盤から強烈なプレッシャーをかけてきたことで、これにより自慢のパスワークが完全に無力化されてしまった。
 
 もっとも、守備に重点を置いたフランスは主導権を握りながらも、こちらも攻撃ではいまひとつ。これまでと異なるメンバー構成が、選手のコンビネーションにわずかなズレを生じさせていたのだ。
 
 先制点は、劣勢のポルトガルが挙げる。19分、フランスのわずかな守備の隙を突き、セルジオ・コンセイソンのパスを受けたN・ゴメスが、上半身を捻りながらのダイレクトシュートでゴールネットを揺らした。
 
 しかし、これがポルトガルにとって最後の決定機となった。以後、時間とともに調子を上げていくフランスが、中盤の戦いを制して、ほとんどの時間帯を相手陣内で過ごすこととなったのである。
 
 51分、ティエリ・アンリのゴールが決まって同点としたフランスは、以後もジダンの華麗なドリブルやDFリリアン・テュラムの豪快なオーバーヘッドなどにより、立て続けにポルトガルのゴールを脅かす。
 
 防戦一方となったポルトガルの望みは、何とか耐え切ってPK戦に持ち込むこと。延長戦に突入してからも、彼らは必死に相手の攻撃をはね返し続けた。
 
 しかし、延長後半も残り3分となったところで、勝利の女神がポルトガルにそっぽを向いた。フランスはシルバン・ヴィルトールが角度のないところからシュート。これが、GKヴィトール・バイアのカバーに入っていた、DFアベル・ザビエルの左腕を直撃した。
 
 決めれば勝利は確実のPKを得たフランス。これを、好調なジダンが外すはずがない。彼がGKの逆を突き、ゴール左上にボールを突き刺した瞬間、激闘は幕を閉じた。
 
 劇的な終了間際のゴールで、メジャー大会連覇に王手をかけたフランス。しかし、その4日、ロッテルダムでのイタリアとの決勝では、これを上回る究極のドラマが、彼らを待ち受けていたのである。
 
◎6月28日に行なわれた過去のEUROの試合
◇2000年ベルギー・オランダ大会
準決勝
フランス 2(延長)1 ポルトガル
 
◇2012年ポーランド・ウクライナ大会
準決勝
イタリア 2-1 ドイツ
 
※日付は全て現地時間
 

【回想】フランス、初のメジャー大会制覇(EURO84)

 

最終更新:6/28(火) 18:44

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