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株価急落の今がお買い得! 「10年超」連続増配ランキング

会社四季報オンライン 6/28(火) 19:51配信

 株式投資の一義的な魅力はやはり値上がり益(キャピタルゲイン)だが、毎年の配当金(インカムゲイン)を基準に銘柄選びをする投資家も少なくない。足元の相場のように全面安が続く相場では、しばらく投資そのものを休むか、インカムゲイン基準の投資に切り替えるのも選択肢の一つだろう。

 株価下落で高配当利回り銘柄が増えている。6月16日には東証1部全銘柄の配当利回り(単純平均)が2.00%となり、2月12日に日経平均株価が原油安ショックで急落した時とまったく同じ水準に並んだ。インカムゲインを重視するのであれば、まさに狙い目のタイミングといえる。

 ではどんな銘柄を選んだらよいか。比較的安全なのは配当利回りの高さそのものより連続増配企業を選ぶことだろう。ここでは10年以上にわたって毎年配当を増やし続けている株主還元に超前向きな「連続増配」企業をピックアップしてみた。ただ、連続10年だろうと20年だろうと過去の話であって、いつ減配するとも限らない。実際、ミニストップ <9946> は13年2月期を最後に連続増配記録が20年で止まった。

 そこでここでは“懐具合”をチェックするため、ある試算を施した。それが「ネットキャッシュ/配当総額比」だ。ネットキャッシュとは、キャッシュフロー計算書の現金同等物から有利子負債を差し引いたもの。借金(=有利子負債)を除いているため、実質的な手元資金といえる。これを前期の配当総額で割ることで、手持ちのおカネだけで、何期分の配当が可能かを示したものだ。ネットキャッシュ/配当総額比が高いほど減配リスクの少ない銘柄と見ることもできる。

 10位にランクインしたガス器具のトップメーカー、リンナイ <5947> の場合で実際に計算してみよう。16年3月期の配当総額は42億6400万円だった。一方、現金及び現金同等物の期末残高は796億円ある。しかも同社の場合、無借金経営なので、現金及び現金同等物から差し引く金額はゼロとなり、以下の計算式となる。

 (796億円-0円)÷42億6400万円=18.67年

 同社の場合、たとえ今後キャッシュフローがゼロでも、現状の配当を18年間続けられるだけのキャッシュリッチ企業であることがわかる。ネットキャッシュが潤沢だったかつての連続増配企業・武田薬品工業 <4502> は2009年3月期で記録が途絶えたがその後も減配は一度もしていない。

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最終更新:6/28(火) 20:01

会社四季報オンライン

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