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NYから凱旋、日本酒専門家が贈る 最高のペアリングの「料理と日本酒」

CREA WEB 6/28(火) 12:01配信

NYで成功した日本酒ペアリングを日本に逆輸入!

 巷は日本酒ブーム到来か! って勢い、いや、もうすでに来ていますかね。

 なにより日本酒のボトルがものすごくオシャレになった。

 一升瓶=おっさんなんてイメージはもはやない! 角打ちで飲む女性が急増しているし、フレンチのペアリングにも日本酒が入っていたりする。

 でも、美味しい料理と日本酒ペアリングの店ってあるのかしら? と、あちこち探していたところ、麻布十番に見つけました! とっても素敵でリーズナブルで美味しいお店「赤星とくまがい」。

 なんてオシャレなお店でしょう! さすがインターナショナルな麻布十番、外人ウケする内装だわ。

 聞けばNYで18年間、ワインと日本酒のインポーターで、2009年にはミッドタウンで日本酒バーを3軒プロデュースしていたそう。そこで催す日本酒セミナーは常にキャンセル待ち状態だったとか。

 でも驚くことに日本酒が苦手な日本人がものすごく多かった。そこでシュークリームやヨーグルトと合わせたところ日本酒が飲めるようになった人が増えたそうなの。

 苦手だったものが克服できる喜びは相当なもののようで、彼らの口コミやSNSで店は大繁盛。ペアリングの火付け役とも言われていたそう。

 ならば今度は日本で日本酒ペアリングをやってみようとシェフと共に帰国。昨年の7月にオープンし、もうすぐ1周年を迎えるが、本当に女子率高し!  たまにカップル。

 今や日本酒は“おっさん飲み”ではないのである! 

意外にもなかった一皿ごとの日本酒ペアリング、決め手は「酸」

 ここでちょっとこのお店がどうして人気なのかをお話ししておきましょう。

 こちらの最大の強みは兎にも角にも「最高のペアリング」。秘蔵酒も含め250銘柄以上から料理に合う最高の1本をマリアージュする、お酒担当の赤星慶太さん。

 料理担当はNYから一緒に帰国した熊谷道広さん。熊谷さんの料理だから赤星さんはこれがベストというお酒を選ぶことができ、また、赤星さんの選ぶお酒だから熊谷さんの料理が成立しているのです。

 2人の信頼関係があってこそ最高のペアリングができるというわけですが、その決め手は「酸」なのだそう。ソムリエ時代から乳酸、酢酸、リンゴ酸、酒石酸、コハク酸、クエン酸を仕分ける訓練を徹底的にした赤星さん。料理に何の酸が入っているかわかれば、同じ酸を持つお酒を合わせれば良いというわけ。

 これ、並大抵のことではできないですよ。で、わかったところで今度は“合わせるセンス”という関門が。

 合わせ方は5~6通りあって、お客さまの反応を見て方向性を決めるのだそう。だから2杯目が勝負なんですって。

 この話は長くなるのでここから先はぜひお店で聞いてください。本当に目からウロコ、面白くて何時間でも聞けちゃいます。なにせ実験もできますからね。

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最終更新:6/28(火) 12:01

CREA WEB

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