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親の介護で絶望しないために知っておきたい相談先。(藤尾智之 税理士・介護福祉経営士)

シェアーズカフェ・オンライン 6/29(水) 5:00配信

先日、寝たきりの妻を殺害した夫に3年6か月の実刑判決が出ました。

介護についてまったく関係のない世代は、なんで?と思われると思います。とりわけ、20歳代の社会人にとっては、介護そのものが異次元の世界のことのように感じていませんか?しかし、介護は突然やってきます。予防できません。これだけは忘れないでください。

■誰もが介護に巻き込まれる時代だ
寿命には平均寿命と健康寿命があります。厚生科学審議会地域保健健康増進栄養部会・次期国民健康づくり運動プラン策定専門委員会の「健康日本21(第二次)の推進に関する参考資料」によると、男性の平均寿命は79.55歳で、健康寿命は70.42歳。女性の平均寿命は86.30歳で健康寿命は73.62歳です。平均寿命と健康寿命の差は、介護が必要になる期間と考えられます。

自分自身が長生きするように、両親や配偶者がこれからも長生きをすることを考えると、誰も介護の問題は避けては通れません。

■家族に介護の問題が発生すると「恥」と思ってしまう心理
今まで、普通に生きていた家族が、事故などで突然寝たきりになり介護が必要となった場合は、比較的容易に他人に相談することができます。一方で、徐々に認知症や要介護状態になると、なかなかその状態を受け入れることができないため、相談へとはなかなかなりません。

これは、親や配偶者など今まで自分より上の立場、又は同等の立場であった者が、突然「できない状態」になった場合に、今まで通りにして欲しいという願望が家族の心に芽生えてくるからです。その願望がだんだんと叶わないこととなると、怒りにつながります。「お母さん、ちゃんとしてよ!」という高齢の母と子の会話をスーパーマーケットなどで耳にしたことはありませんか?

そして、世間体のことも頭にちらつき、いよいよ介護者自身が我慢できなくなると外に連れ出さなくなったり、人に会わせたくなったりして、家に閉じ込めてしまいます。他に相談できる兄弟や家族がいない場合、このような心理に陥りやすいと考えられます。

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最終更新:6/29(水) 7:36

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