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早実・清宮幸太郎、進化を証明する夏。一時外野挑戦も、3番・一塁手で勝負

ベースボールチャンネル 6/29(水) 11:00配信

1年目の秋は二松学舎大付に惜敗

 沖縄などではすでに地方大会も始まって、高校野球の夏がやってきた。今年も球児の中で一番、注目されているのはやはり、早稲田実の清宮幸太郎と言うことに異論はないだろう。

「1年生」という枕言葉は取れた2年目の夏。甲子園に出場することはできるのか。東京都大会の組み合わせも決まった。

 このサイトに早実・清宮についての原稿を書くのは去年、夏の甲子園が終わってU-18ワールドカップに選ばれて4番を打つなどした8月以来となる。

 秋季東京都大会はブロック予選で2打席連続ホームランを放つなどで勝ち上がったが、本大会の初戦、準優勝した二松学舎大付に延長で惜敗した。マウンドにはドラフト候補に挙がっている左腕の大江投手。清宮は右中間を抜く二塁打を放つなど見ごたえのある対戦だった。

 その後、二松学舎大付の市原監督にあらためて話を聞く機会があった。

「うちの大江もそうそう打たれることはない、いい投手ですよ。それが、フェンス手前まで運ぶんですから、大した選手です。野球は投手中心のゲームです。一人の野手なのに清宮君がいるだけでチームの雰囲気、ゲーム展開が変わる、そんな選手。東京都の宝ですね。その存在感の大きさと言ったら……ほんとに気をつけたほうがいいですよ、と対戦する全ての人に言いたいです」と市原監督は苦笑いだった。

 このゲーム終了後、早実・和泉監督は「ポジション、打順など本人、チームにとって何が一番いいか考えたい」とコンバートを示唆していた。年末の千葉合宿では、外野などの練習もしている報道があった。

 解禁された3月のオープン戦では花巻東、聖光学院などと対戦している。センターの守備に就き、ホームランを連発して、2年生のスタートを切った。

4番、外野手で迎えた2年目の春

 そして迎えた春の東京都大会、パンフレットに背番号8で登録された。初戦に快勝したが2戦目の都立昭和とのゲーム、4番に入って自身は2安打したが、3番で打線が切れるなど攻撃はちぐはぐ。投手陣は終盤、本塁打で突き放され、まさかの敗戦。「自分が引っ張っていかなきゃいけないのに、情けない結果。夏の本番まで、課題を克服したい」と言った。

「去年のチームよりは力が落ちるんでね。早い段階で負けたんで1年生を試せる。全国から練習試合も招待されているので、いいピッチャーと対戦できる。そういう楽しみがある」と和泉監督。

 5、6月にかけては秋田、宮崎、松本(長野)、熊野(三重)での招待試合が組まれた(5月中旬の熊本招待試合は地震の影響で中止)。

 松本の試合を観戦した。2試合で7打数5安打、3本塁打、5打点。ホームランは推定140メートル弾を含め、文句ない右翼への打球だった。

 この日のホームランはどれも「直球だと思います」とストレートをとらえたもので、初球あり、フルカウントあり。2打席連発あり。「初回の打席、得点圏にランナーがいて、チャンスにホームランが打てて良かった」。

 これほど簡単にホームランを打つのか、そんな印象を受ける。オープンスタンスで構え、打席でバットを3度、大きく振ってタイミングを取る独特な清宮スタイル。スイングスピードの速さは脅威だ。最短距離でバットがボールを叩く。このインパクトで完結してフォロースールはむしろ小さいほうだ。去年から修正を加えた点は右足。一本足打法のように高く上げていたが、低い位置までに抑えたことによって、上下動も少なくなり安定感が増している。

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最終更新:6/29(水) 12:19

ベースボールチャンネル

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