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「すぐに買い手が見つかる」中古車トップ10、エコカーが人気のワケ

Forbes JAPAN 6/29(水) 7:00配信

ガソリン価格が安い昨今、新車購入者の間ではトラックやSUVの人気が高い。だが中古車購入者――その時点で既に節約傾向にある人々――はさらにガソリン代を節約したいと考えているようだ。



中古車情報サイトのアイシーカーズ・ドットコム(iSeeCars.com)では最近、1~3年落ちの中古車220万台以上のデータを分析。それによると最もよく売れる、つまり次の買い手が見つかるまでの期間が最も短い中古車トップ10のうち半数を占めているのが、ハイブリッド、プラグインハイブリッド、あるいは完全電気自動車だ。

上位を占めたのは、トヨタプリウスのプラグインハイブリッド、日産リーフとテスラの電気自動車モデルSだ。同サイトによれば、平均的な中古車は次の買い手がつくまでに42日かかるが、プリウスのプラグインハイブリッドはその期間が最も短く、わずか19.7日。新車でも依然として富裕層に人気が高いテスラのモデルSは、平均わずか26.1日で次の買い手がつく。日産のリーフは、新型モデルの売上が今年に入って39.3%落ち込んでいるが、中古車市場では平均24.3日で買い手が見つかる。

トップ10入りした残る2つの代替燃料車は、レクサスのCT200hとトヨタのハイランダーハイブリッド。また、ガソリン車で高速道路走行時の燃費が35mpg(14.88km/L)のマツダMazda2(日本名:デミオ)もランクインした。

中古車市場でハイブリッドと電気自動車がよく売れている理由の1つは、安いガソリン価格が一般的になっても、車を購入する人は燃費を重視するということだろう。米消費者団体の消費者連盟が6月下旬に発表した調査報告では、回答者の60%が、5年以内に付加費用をガソリン代で取り戻せるなら、燃費効率のいい車を購入したいと回答した。

もう1つの理由は、地域の需要と供給の問題と関係があると、アイシーカーズのフォン・リーCEOは言う。「次の買い手が見つかるまでの期間が劇的に短縮された、少なくとも一部の理由は、これらの車の54%がカリフォルニア州で売りに出されたことにある」と彼は言う。

「同州ではプラグインハイブリッド車を対象に優遇ステッカーを発行し、これが貼ってあれば1人乗りでも高速道路の相乗り車線を走ることができた。だが普及目的が達成されてこの優遇策が終了したため、既にステッカーが貼られている中古車の需要が押し上げられたのだ」
--{最もよく売れる中古車トップ10一覧}--
価格の手頃感もある。たとえば日産リーフはこの1年で再販価格が2,200ドル(約22.5万円)下落し、中古車の現在の平均価格は約1万2,500ドル(約127.5万円)とかなり手頃になった。新車でも人気の高いテスラのモデルSも、同様にこの1年で中古車の価格は平均17%下落した。

アイシーカーズ・ドットコムの「最もよく売れる中古車トップ10」と、次の買い手が見つかるまでの平均日数は次のとおり。

1. トヨタプリウス プラグインハイブリッド  19.7日
2. 日産リーフEV  24.3日
3. テスラモデルS EV:  26.1日
4. ヒュンダイ(現代)ヴェロスター・ターボ  27.8日
5. インフィニティQX60  27.9日
6. インフィニティQX56  29.0日
7. レクサスCT200hハイブリッド  29.4日
8. トヨタハイランダー ハイブリッド  29.6日
9. レクサスRX350  29.7日
10. マツダMazda2  29.9日

アイシーカーズ・ドットコムでは2016年1月1日~5月31日にかけての220万台の中古車販売データを分析。同サイトへの掲載期間(次の買い手が見つかるまで)の日数をモデル別に集計し、これを使って2013~2015モデル年の平均日数を推定した。平均価格についても同様。掲載数が250に満たない車、および2015年モデルしかない車は分析の対象外とした。

Jim Gorzelany

最終更新:6/29(水) 7:00

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