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国内壮行試合でゴール締めのジャガー浅野 リオ五輪エース証明のループ弾

Football ZONE web 6/30(木) 7:40配信

安堵の笑顔「ゴールできて良かった」

 リオデジャネイロ五輪前の国内ラストゲームで、手倉森ジャパンのエースが持ち味を発揮した。29日のU-23南アフリカ代表戦に先発出場したFW浅野拓磨(広島)は3-1のリードで迎えた後半3分に相手最終ラインのミスを突いてゴール。4-1の勝利に貢献した。

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「今日の試合はU-23の選手として日本で最後の試合だったので、今日は必ず勝って皆さんに勝利を届けようと(選手同士で)話していました。今日は勝利できて良かった」

 浅野は持ち前のスピードを披露した。序盤に不安定な立ち上がりを見せた手倉森ジャパンだが、最終ラインの背後に飛び出す浅野を狙ったロングボールを多用し、全体のラインを押し上げることに成功した。浅野も簡単に相手に潰されることなくキープし、しっかりとタメを作る役割を果たした。

 そして、2-1で迎えた前半アディショナルタイムに結果を出した。相手最終ラインの選手が、不用意なボールの持ち方をしたところで猛然とプレス。ボールを奪い取ると、マークを外した中島を見逃さずにピンポイントのラストパスを合わせた。ヘディングシュートを決めた中島も「自分がヘディングを決められるなんて滅多にないので、良いボールでした」と、浅野のアシストに感謝した。

 待望のゴールが生まれたのは後半3分だった。DF植田直通(鹿島)のロングボールを最終ラインの選手が処理を誤り、こぼれたボールを拾った浅野が拾った。ドリブルを仕掛けると、カバーに戻るDFと飛び出してくる相手GKの位置を冷静に見極め、少し浮かしたコントロールシュートを決めた。ゴールという結果を残した浅野は、定番の“ジャガーポーズ”も披露して喜びを表現した。

手倉森J前線はタレント揃い

 A代表にも選出された日本サッカー界期待の新鋭だが、ハリルJの舞台では悔しさを味わった。7日のキリンカップ決勝のボスニア・ヘルツェゴビナ代表戦では、後半アディショナルタイムに相手GKと1対1になるビッグチャンスを迎えたが、消極的な横パスを選択して相手にクリアされた。同点ゴールのビッグチャンスを逃し、試合後は号泣した。世代別のものではあるが、同じ青の日本代表ユニホームでゴールを決め、そのイメージを払拭することができた。

「オリンピック本大会のメンバーに選ばれるために日々アピールしたいと思いますし、今日の試合がアピールになったかは分からないけど、ゴールできて良かった」

 五輪代表の前線にはオーバーエイジに内定したFW興梠慎三(浦和)に加え、ヨーロッパでプレーするFW久保裕也(ヤングボーイズ)、FW南野拓実(ザルツブルク)といった実力者もいる。7月1日の本大会行きの最終メンバーが発表されるまでは、安心できない状況かもしれない。

 それでも、浅野の持つスピードは他の選手にない代えがたい特長だ。夏の移籍市場では欧州のクラブが獲得に乗り出している浅野は、リオ五輪での活躍を手土産に世界最高峰のリーグへ立ち向かうことができるだろうか。

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

最終更新:6/30(木) 7:40

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