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女性のための正しい熱中症対策

ハーパーズ バザー・オンライン 6/30(木) 13:49配信

毎年増加傾向にある“熱中症”。あなたはこの症状を正しく理解しているだろうか。実は女性は熱中症になりやすい特有の要因を抱えているというから、要注意だ。

7月は熱中症患者が急増するということで、環境省が“熱中症予防強化月間”と定めるほど、熱中症は今や、誰もが注意すべき夏特有の症状だ。 
 
でも「熱中症は、子供や高齢者がかかるものでしょ?」「部活など運動中になるもの。仕事中はエアコンが効いている部屋にいるから大丈夫」などと思っている人が多いのではないだろうか。 
 
実は、熱中症予備軍の女性たちは非常に多い、と指摘するのは、予防医療・アンチエイジング専門のあやこいとうクリニックの伊藤史子先生だ。 
 
伊藤先生いわく、熱中症の増加事情には大きく3つの要因があるという。まずひとつには「環境的要因」。以前、日本の気候では「春」という季節が今以上に明確だった。私たちの体は気温の変化に伴い、皮膚の厚みや血圧などを変化させ、気温上昇などに自己防衛していた。 
 
ところがここ数年、春の期間が短く、冬が終わると一気に気温が上昇することが多い。一気に季節が変わることで、体がついていかない人が増加。これが熱中症増加の最大の要因だという。 
 
2つめは「発汗習慣の低下」。現在の私たちの生活は、家にしてもオフィスにしてもエアコンでコントロールされ、年中一定の温度が保たれている。これは一見、体にいいことのように思えるが、外との気温差は大きくなってしまう。それによって、外に出たときにうまく発汗できず、体内に溜まった熱を放出できなくなってしまうそうだ。

ここまでは男女ともに起こる要因だが、3つめに、女性に特化した原因があると伊藤先生は言う。
 
「更年期に起きるホットフラッシュという症状はよく知られていますよね。女性ホルモンのエストロゲンが低下することで起こる更年期症状の代表的なものです。エストロゲンが低下すると、脳から自律神経へ発せられる体温調節の指令がうまくいかなくなり、熱代謝にアンバランスが起き、突然の大量の発汗、のぼせなどの症状が起きてしまうのです」
 
「これは40代後半の更年期が視野に入ってきた世代はもちろんですが、20~30代でも、生理不順などがあると女性ホルモンのバランスが崩れ、熱代謝機能が低下します。そういった女性たちは、体内に溜まった熱をうまく処理できないため、熱中症や夏バテを起こしやすくなると考えられています。熱中症対策というと、水分補給の重要性のみが伝えられがちですが、その背景にある根本の原因を把握することが必要ですね」 
 
生理不順の人や、そろそろ更年期かもという人は、自分は熱中症にかかりやすいと自覚して、よりしっかりとケアすることが大切だ。まずは今日から、次の5つのケアを実行してみよう。

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最終更新:6/30(木) 13:49

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