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SCANDALが「写真」を語る:「撮る時は、素の気の抜けた一枚がいいな」

ローリングストーン日本版 6/30(木) 18:30配信

ローリングストーン日本版 インタヴューアーカイヴ
2015年9月号掲載:RS CAMERA SCANDAL

【写真あり】SCANDALが「写真」を語る:「撮る時は、素の気の抜けた一枚がいいな」

2015年、半年間にわたるワールドツアーを成功させ、一皮むけて大きくなったSCANDAL。RINAとTOMOMIも、それを実感していると話す。最も輝いているこの瞬間を、彼女たちはどう感じているのか。

─普段から写真はよく撮るんですか?

RINA:はい。でもライカを使ったのは今回が初めて。実は、何回もライカストアに行って店員のお姉さんと話したり、カタログをもらってきたりはしてたんです。でもプロ志向というかハードルが高い印象で。でも使ってみてやっぱりレベルが違うなって。色の質感とかもカッコいい。

TOMOMI:私は、ワールドツアーが決まっていろんなとこに行けるので、思い出を残そうと。それでカメラを始めたばかりです。

─では、写真に関しては、メンバーの中でRINAさんが大先輩?

RINA:そうですね。自分たちはSNSもやってて、いい写真をアップしたいから、ちゃんとしたカメラで撮ろうって。ブログも基本的に毎日書いてるんですが、写真がベースです。
--{ライブの時に見える景色}--
─今回の作品もRINAさんが撮影した?

RINA:自分たちが主催の『バンドやろうよ』っていうイベントがあって。今年の赤坂BLITZでのドラマーの席から見たMC風景。最近はワンマンが増えてますが、今回は、ほかのバンドも出てもらったんですね。だから会場にはいろんなファンの方が集まっているんですが、みんな同じ方向を向いてくれる気がして、それがいいなって。初めてライヴ中に写真を撮りました(笑)

TOMOMI:私の位置からは見えない風景なので、新鮮。ライヴ中にメンバーの後ろ姿ってなかなか見られない、貴重な一枚。

RINA:真っ正面にHARUNAの後ろ姿。で、その向こうにお客さん。これは、私が約10年間ライヴで見てきた風景。

─写真になると、その風景もまた違って見える?

RINA:ああ、確かに。私は演奏中はなるべく遠くを見るようにしてるんです。いちばん後ろの人に向かって叩くようなイメージというか。だから、ライヴの時と写真では、視線が違うかも。

─セルフポートレイトも楽屋で?

RINA:はい。ライヴの楽屋で。今出てるシングル"Stamp!"のジャケットもロンドンの楽屋で鏡越しに撮っているんですが、そのローリングストーンバージョン!

─おお! 「Stamp!」も自撮りですもんね。ところで活躍の場が広がって、写真を撮られることが増えたと思いますが、カメラを持ち始めたことで、その意識って変わりました?

RINA:どうだろ、変わった?

TOMOMI:それまでは、被写体になる時はクールにかっこよく撮ってもらいたい、でも撮る時は、素の気の抜けた一枚がいいなって思っていたんです。でも今のアー写(宣伝用のオフィシャル写真)は、素に近い写真。カメラマンさんにすごくクールな写真を撮影してもらったんですけど、最後に、くだけたバージョンも撮ってもらって。で、その最後の写真を使ってます。うーん、自分の受け皿が広くなったかな。
--{新ロゴ誕生秘話}--
─昔は制服を着てたけど、それを脱いだ。自分たちの見せ方を変えたのも、その延長線上にある?

RINA:それはまた別の区切りだった。私がちょうど卒業して、メンバーに学生がいなくなった時、制服を着ていることに違和感を感じて。そのままだと、ステージにもその違和感が出ちゃうよねって、メンバーで話して。

TOMOMI:そしたら、変わること、変身することは怖くないって思えるようになったよね。

RINA:でも見せ方に関しては、自分たちで曲を書き始めたことが大きいかも。今はライヴの構成も自分たちで考えてるし、曲も4人で作ってる。曲自体もナチュラルになっているから、写真の表情にも素が出るのかな。

─なるほど。今回は「ライカ D-LUX」をベースに、ローリングストーンエディションとしてSCANDALモデルも制作。グラフィックに使っているロゴも変わったんですね?

RINA:最近、このロゴに一新したんですよ。昔のものは制服のエンブレムからインスパイアされたものだったので、今の自分たちに合うシンプルなものに変えようと。新ロゴを自分たちのグッズ以外で使うのは、初めて!

─おお!それは貴重ですね。なんか話を聞いていて、成長していくための時間軸がしっかりしているバンドになってるなって。

RINA:そうですか?たまに、カメラに入っているデータやブログを見返すことがあって、今だったらこの写真はアップしないな、とか思ったり。その意味で、写真も自分を確認できる材料にはなってますね。

─2人は扱う楽器が違いますが、カメラへの意識も異なってくるもの?

RINA:うーん、ドラムはいちばん前に出て見られる楽器ではないけど、しっかりサウンドを支えている。カメラマンも自分は写真に写らないけど、その人がいないと写真って生まれない。そういう意味では似ているのかな。

TOMOMI:ベースも、その日のテンションで出る音って変わってくる。連日バンドで合わせてても日によって違うんですね。私はカメラを始めたばかりですが、写真も似ていて、『あれ、プロになれるかも』って日も、携帯レベルもしくはそれ以下って日もある。撮りたいものも、出したい音も日によって違うし。楽器もカメラも、その時の自分に見合ったものが、自然と出てしまうものだと思いますね。


SCANDAL
スキャンダル ○ TOMOMI(ベース&ヴォーカル)、HARUNA(ヴォーカル&ギター)、RINA(ドラム&ヴォーカル)、MAMI(ギター&ヴォーカル)が2006年に結成。現在はオフィシャルブログも公開中。
http://lineblog.me/scandalblog_4/

Masanobu Matsumoto

最終更新:6/30(木) 18:30

ローリングストーン日本版

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