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ポルトガルを救った18歳の“強心臓”MF 鮮烈な同点弾を決め「僕が蹴りたい」とPK2番手を務め成功

Football ZONE web 7/1(金) 21:25配信

EURO史上3番目の若さで決めた一撃 新星サンチェスがポーランド戦で躍動

 2大会連続で欧州選手権(EURO)準決勝進出を果たしたポルトガルに、スーパースター候補が誕生した。準々決勝ポーランド戦で同点ゴールを決め、今大会2度目のマン・オブ・ザ・マッチに選出された18歳の新星MFレナト・サンチェス(バイエルン・ミュンヘン)だ。試合後に「PK戦はロナウドの次、2番目に蹴りたかったんだ」と話し、恐るべき強心臓ぶりを見せたとスペイン紙「AS」が伝えている。

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 前半2分、FWロベルト・レバンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)にいきなり先制ゴールを許す展開となったポルトガルの救世主となったのは、この日先発で起用されたサンチェスだった。同32分、FWナニ(フェネルバフチェ)の落としを受けると、トラップから左足を一閃。シュートは相手DFの身体に当たって角度が変わり、ゴール右隅に収まった。18歳312日でこの試合を迎えたサンチェスのファインゴールで、ポルトガルがスコアを1-1のタイに戻した。

 その後試合は膠着し、延長戦を含めた120分間でもスコアは動かずPK戦に突入。1人目のキッカーを務めたFWクリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)、レバンドフスキの両エースが成功させたのに続き、ペナルティースポットに向かったのはサンチェスだった。18歳にこの役割は重すぎるかと思いきや、相手GKの逆を突いてしっかりと成功させ、ポルトガルのPK戦勝利に貢献した。

 EURO歴代3番目の年少記録となるゴールを決めたこともあり、サンチェスはマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。「チームが良い結果を残した後に、個人の賞を受け取るのはいいことだと思う。でも重要なのはチームだ」と話した上で、PK戦についてこう振り返った。

「僕には自信があったんだ」

「僕は不安やプレッシャーを感じたが、自信はあったんだ。僕の後ろには国がついていたし、チャンピオンになるためには幸運を手にしなければならなかった」

 そして何よりも驚かせたのは、2人目のキッカーとして登場したのは、サンチェス自身が立候補したのだという。

「僕は『2番目に蹴りたい』と言ったんだ。クリスティアーノ(・ロナウド)は最初のキッカーで、僕は自信があったから2人目を選んだ。重要なことはそのシュートが入ったことだ」

 18歳とは思えぬ強心臓ぶりを見せつけたサンチェスは一気にその名が知れ渡り、今大会最大の発見になろうとしている。「僕らは疲れているけど、休むための時間がある。そしてファイナルの舞台に行くために、僕らにはもっとやるべきことがあるんだ」。チームの中核としての意識を感じさせる発言も飛び出した。

 準決勝でも絶対的エースのCR7が徹底マークを受けることが予想されるが、新星サンチェスが再び大舞台で輝けば、地元開催の04年大会以来の決勝進出も十分に可能なはずだ。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:7/1(金) 21:25

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