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窪田正孝、人気マンガ原作『東京喰種』主演をどう演じる? 主人公“金木研”との共通点を探る

リアルサウンド 7/1(金) 16:01配信

 俳優の窪田正孝が、人気漫画『東京喰種』の実写映画にて、主人公・金木研(カネキ)役を務めることが発表され、大きな話題となっている。原作の『東京喰種』(石田スイ)は、2011年から「週刊ヤングジャンプ」にて連載が開始された作品で、コミックスの累計発行部数は1800万部を記録している。

 原作ファンが多い本作。公開日やキャストの詳細がなく、“実写映画化決定”の情報だけで、SNS上では賛否両論、様々な意見が飛び交った。その後、主人公カネキ役を窪田が、ヒロインのトーカ役を清水富美加がそれぞれ務めることが発表され、SNS上では「『東京喰種』の実写化は嫌だけど、窪田くんがカネキ役をやるなら観たい」「カネキ君役を窪田くんがやると知って『東京喰種』実写化への期待が高まった」などと、窪田が主演を務めることに対して好意的な意見が目立っている。

 窪田は、『臨床犯罪学者 火村英生の推理』(日本テレビ系)や、現在公開中の映画『MARS~ただ、君を愛してる~』などを含め、デビュー後10年間で60本以上のドラマ・映画に出演している人気若手俳優の一人だ。そんな窪田は“カネキ”というキャラクターをどう演じ上げるのか。

 本作の主人公・カネキは、内気な性格で読書好きな大学生。ある事件がキッカケで、身体の半分が“喰種”になってしまう。“喰種“とは、見た目は人間だが、人を喰べることでしか生きられない生物だ。人間の心を持ったまま身体がどんどん“喰種“になっていくことを受け入れることができず、苦悩する日々を送る。だが、親友ヒデの存在や、“喰種“の世界での様々な出会いにより、次第に自分自身と“喰種“という存在を受け入れ、仲間を守るために心身ともに強く成長していくキャラクターだ。

 そんなカネキと窪田の共通点は少なくない。線が細く中性的な印象、儚げで優しい雰囲気、一見ヒョロっとして見えるのに鍛え抜かれた身体を持っている、などが挙げられる。ビジュアル面では原作者である石田スイも「カネキ役の窪田正孝さんは、演技の素晴らしさは勿論、“カネキが実際にこの世界にいたらこういう感じ”というキャラのイメージぴったりのお姿で」と太鼓版を押すほど。また、カネキの内気な性格や脆さなどの性格面も、極度な人見知りである窪田と通じるところがある。

 カネキという人物は、物語が進むに連れてどんどんキャラクターが変化していき、色々な表情を持つ。複雑な過去や現在を抱えていることもあり、強さに比例して、今にも壊れてしまいそうな危うさも増していく。その空気感をどう出すかが、カネキを演じるにあたって重要なポイントになるだろう。その点で窪田は、『デスノート』(日本テレビ系)で見せた鬼気迫る演技や恐ろしすぎる表情、異様な空気感など、演じるのではなく“役そのものになる”俳優だけに、今回のカネキ役も期待できる。

 しかし、いかに役者が良い仕事をしても、2次元の作品を3次元で表現するのは、常に異論がつきまとう。脚本の内容や演出により酷評を受ける作品も少なくない。今回の『東京喰種』においても、どれだけ原作の世界観を理解し、再現できるかによって作品の価値が決まるに違いない。

 窪田は、自身も原作ファンである本作に挑むことについて「たくさんの原作ファンの方の意見、思いがあると強く受け止めています。石田スイ先生のメッセージも読ませていただきました。有り難すぎるお言葉に気持ちが救われました。ただ実際は自分もビビっているのが本音です。先生をはじめ、ファンの方の大切な大切な『東京喰種』という作品。まことに微力でありますが金木研くんという大役に寄り添い、深く大事に演じさせてただきたく思います。いち原作ファンとして、石田先生、原作ファンの方、東京喰種の名に恥じないよう現場でスタッフキャストの皆さんと精一杯作り上げて行きたいと思いますので、どうかよろしくお願い致します」と、原作ファンはもちろん、原作者の石田にも言及しながら、強い決意を述べている。

 人気漫画だけに、相当のプレッシャーを背負うこととなった窪田正孝。持ち前の地に足のついた性格と謙虚さで、どんな“金木研”を見せてくれるのか楽しみだ。

(文=戸塚安友奈)

リアルサウンド編集部

最終更新:7/1(金) 16:01

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