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【J1展望】広島×磐田|広島が新システムで第1ステージ敗戦の雪辱を狙う

SOCCER DIGEST Web 7/1(金) 18:15配信

広島――2トップ・1ボランチの新システムが機能。

J1リーグ・2ndステージ1節
サンフレッチェ広島 – ジュビロ磐田
7月2日(土)/19:00/エディオンスタジアム広島
 
サンフレッチェ広島
1stステージ成績: 4位 勝点29 8勝5分4敗 32得点・18失点
 
【最新チーム事情】
●宮原、大谷ら若手DFも負傷。台所は火の車に。
●2トップ・1ボランチの新システムが機能。
●P・ウタカは現在、13得点・5アシスト。シーズン20得点・10アシストも夢ではない。
●現在6アシストとランク1位タイの柴崎だが、「2アシストよりも1得点」とゴールに意欲。
 
【担当記者の視点】
 カウンターを食らう確率が高くなってしまうのは仕方ないにしても、引いてブロックを敷く相手を破壊する迫力は、確かに2トップ・1ボランチというシステムには存在する。それは甲府戦での見事なコンビネーションゴールでも証明された。相手にボールを持たれる局面にしても、佐藤が運動量を発揮して限定する仕事を怠らなかったが故に、カウンター時以外で危険なシーンはほとんどなかった。
 
 ただ、磐田は甲府よりもポゼッション能力は高く、小林というJトップクラスのパッサーがいる。さらに負傷から復帰してきた松井もいるとなれば、5-3-2の守備ブロックがしっかり機能しないと厳しくなるのは疑いない。
 
 第1ステージでは名波監督の広島対策にハマり、敗戦を余儀なくされた。だが、あの時とはP・ウタカや柴崎、そして佐藤らのコンディションが違う。U-23代表の代表活動に参加した浅野が中2日の日程となってしまったのは厳しいが、宮吉や茶島、さらに皆川も練習から好調を維持。攻撃陣の厚みは増したと見ていい。

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磐田――新助っ人が広島の強力アタッカーをどう封じるか。

ジュビロ磐田
1stステージ成績:8位 勝点23 6勝5分6敗 21得点・23失点
 
【最新チーム事情】
●小川航と大南がU-19代表のアメリカ遠征に参加。前者はリオ五輪のトレーニングパートナーにも選出。
●第1ステージ最終節翌日の6月26日、浜松でファン感謝デーイベントが開催され選手、スタッフは約2000人のサポーターと触れ合った。
●太田が体調不良で週明けの練習を休んだが、順調に回復。
●6月29日、名波監督やスタッフが浜松などの街頭に立ちうちわを配り、第2ステージの応援を呼びかけた。
 
【担当記者の視点】
  第1ステージは勝点23で8位。勝点40に早く到達し、残留を決めるという目標に照らせば、中位以上で貯金が3ある状況は悪くない。だが名波監督は、修正力が身に付き連敗しなかったことや、3バックと4バックの併用、戦術変更にも順応でき始めている点を手応えに挙げながら、一方で「まだ8位に見合ったクラブではない。やれていないこと、課題のほうが多い」と気を引き締める。
 
 折り返し地点で見据えるのは、自分たちのサッカーを体現する時間の増加はもちろん、対戦チームや一人ひとりが対峙する選手に「嫌な相手だな」と思わせること。「強いから嫌だ、ではなく、なんかやり辛い、やりたくない相手だなと思われるチームになれれば」と指揮官は話す。
 
  第1ステージで相手に「嫌だな」と思わせる戦いで強豪を下した試合のひとつが、広島戦だった。3バックを敷き、先手を取ったポジショニングやチェックで相手の攻め手を消して1-0で勝利した。今節も、ある程度相手にボールを持たれることを想定した戦い方がベースとなるだろう。加えて、広島が前回よりもプレスを高めてくることを予想し、それをどうかわすかも意識しているところ。同時に、ボールを持ったら「相手を休ませない」(名波監督)攻めを展開することもポイントになる。
 
  5試合勝利がなかったが、第1ステージ最終節の仙台戦は3-0の快勝。その力となった新戦力のDFパパドプーロスのハイレベルなパフォーマンスは 後半戦に向けての好材料だ。3バックの一角に入る助っ人が、広島の強力アタッカーをどう封じるかも注目だ。

最終更新:7/10(日) 13:46

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