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次の飲み会が楽しみに!最高のお酒に出会える本

JBpress 7/2(土) 6:00配信

 読者の皆さま、お久しぶりです。「誰・・・?」と言う方も少なからずいらっしゃるかと思います。何しろ前回この書評を執筆させていただいたのは半年以上前になります。もうとっくに忘れ去られてもおかしくない過去の人でございます。

記事中で紹介する本の表紙画像はこちらから(JBpressの元記事へ)

 毎週、会いにいけるアイドルを目指す当店の名物書店員たちの書評を楽しみにしていたという読者の皆さま、先にお詫びしておきます。申し訳ございません。来週の執筆者に乞うご期待ということで、今回は“オタサーの姫”にもなれない、一兵卒の店員の書評におつきあいくださいませ。

 まず、今回のテーマを発表したいと思います。ずばり、「お酒」です。好きな方もそうでない方もいらっしゃるかと思いますが、とても素敵なワインの本に出会えたので、まずはその本からご紹介させていただきます。

■ フランスで一番売れているワイン本

 『ワインは楽しい!』(オフェリー・ネマン著、ヤニス・ヴァルツィコス絵、河清美訳、パイインターナショナル)

 ワインの本場、フランスでベストセラーとなったワイン本の日本語訳版です。

 本書は「ジュリエットの章:ホームパーティでワインを楽しむ」「パコムの章:テイスティングの心得を学ぼう」「エクトールの章:ぶどうの収穫を体験する」「コラリーの章:ワイン産地を訪ねる」「エリザベットの章:ソムリエ見習いになる」「ポールの章:ワインをセレクトする」の全6章で構成されています。

 世の中に数多あるワインの実用書との大きな違いは、全編写真を使わずイラストで解説している点にあります。海外のオシャレな絵本のようなイラストで、ワインに関するいろいろのことを初心者にも分かりやすく解説しています。

 また、「うさぎの耳型オープナー・・・超高速抜栓マシーン。90歳のお爺ちゃんが、手首を傷めることなく、20本のボトルを連続で開けるときには重宝するでしょう」「ビネガーはワインをゾンビに変える」などクスリと笑わされる、ちょっとユーモラスな表現も時折あって、楽しく読める内容となっております。

 ワインの中・上級者には少し物足りないかもしれませんが、これからワインを学びたい方にはぴったりの1冊です。女性の方へのプレゼントにもきっと喜ばれるでしょう。

■ 最高の日本酒に出会えるコミック

 2015年末、国税庁は「日本酒」を地理的表示に指定し、今後は「国産のコメや米こうじなどを使い、国内で醸造した清酒」のみが「日本酒」と呼ぶことができるようになりました。

 日本酒が海外でも飲まれるようになり、海外産の清酒も作られるようになったことから、ブランド力を向上させ、輸出促進につなげる狙いのようです。続いては、そんな「日本酒」を題材にしたコミックをご紹介します。

 『いっぽん!!  ~しあわせの日本酒』(増田晶文原作、松本救助漫画、集英社)

 東京郊外の老舗百貨店・クロキに勤める紗々竹葉は、とあることがきっかけで社の命運をかけた日本酒企画推進室の室長に任命されます。日本酒に関しては素人の竹葉ですが、持ち前の味覚センスを武器に、さまざまな難題を解決していきます。

 本書の魅力は、何と言っても実在する日本酒の蔵元が登場するところにあります。ストーリーの中で日本酒を楽しみ、実際に飲んでみてさらに楽しむことができる。これぞ、リアル系の食マンガの醍醐味です。

 インターネットの発達した現代、遠く離れた場所のお酒もクリック1つで手に入れることができます。本書の第1話目で取り上げられ、主人公・竹葉に「これ・・・私の知ってる日本酒じゃない」と言わしめた(この場面の竹葉の表情がとても印象的なので、ぜひコミックでチェックしてみて下さい)、秋田・日の丸醸造の「うまからまんさく」は公式ホームページで品切れ状態のようです(2016年6月末現在)。

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最終更新:7/2(土) 6:00

JBpress

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