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“呪われたPK戦”に敗れイタリア代表を去る闘将 「選手たちは本当に全てを表現してくれた」

Football ZONE web 7/3(日) 8:23配信

チームに団結力を植えつけたコンテ監督 EURO8強で散る

 欧州選手権(EURO)で復権を印象づけたイタリアだが、準々決勝でPK戦の末に敗れ去った。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、この試合を伝える記事のタイトルを「偉大なイタリア、なんて残念なPK戦、呪われたPK戦! 我々は敗退したが、顔を上げよう」として報じ、アントニオ・コンテ監督のコメントを伝えている。

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 コンテ監督は「彼らは本当にリスクペクトされるべき経験をして、恐怖とも戦ったんだ」と、PK戦に臨んだ選手たちを気遣った。

「選手たちはドイツのような最強のチームを相手に全てを出し尽くしてくれた。PK戦の末にドイツに敗れたことは残念だ。我々は上に進める可能性が十分にあったんだ。我々がこの大会で残念な部分があったとすれば、このPK戦だけだ。他には一つもないよ。選手たちは本当に、本当に全てを表現して、ピッチ上に置いてきてくれた」

 コンテ監督は、自らの下で団結した23人の選手たちを称えた。今大会のイタリアは、自身が率いたユベントス時代にイタリアを席巻した攻撃的な3-5-2システムを導入した一方で、守備面でも当時からの教え子であるGKジャンルイジ・ブッフォンに“イタリア版BBC”のDFアンドレア・バルザーリ、DFレオナルド・ボヌッチ、DFジョルジョ・キエッリーニの3バックを中心とした鉄のカーテンを敷いた。

 大会初戦のタレント軍団ベルギー戦、決勝トーナメント1回戦のスペイン戦と、相手にボール保持率で上回られながらもペナルティーエリア内への侵入を許さず、オートマチズムにあふれた速攻でゴールを陥れていく姿は、イタリアの伝統と革新のハイブリッドとも言えるチームだった。

来季はチェルシー新監督として新たな挑戦

 一昨年のワールドカップ(W杯)王者ドイツとの戦いは、ドイツのヨアヒム・レーブ監督に研究され速攻を封じ込められた。ほとんどボールを持たせてもらえずにゲームが進み、さらに先制点を与える最悪なゲーム展開にも、セットプレーからのワンチャンスでPKを得て同点に追いつくしたたかさを見せた。EURO、W杯の本大会でドイツに負けたことがないという相性の良さも感じさせた。しかし、最後はイタリアが伝統的に苦手とするPK戦で散った。

 コンテ監督はこの試合を最後にイタリア代表監督を退任し、プレミアリーグのチェルシー新監督となる。ピッチサイドで大声を上げながら選手とともに戦った“闘将”は、「これが一つのさよならだね」というコメントを残し、ラストゲームを終えることになった。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:7/3(日) 9:45

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