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鋭い反応で死闘に終止符を打った“世界最強GK” 9人目までもつれたPK戦は「永遠に記憶に残る」

Football ZONE web 7/3(日) 12:22配信

ドイツをEURO準決勝に導いたノイアー イタリアとの激闘は「ドラマ」

 世界最高の守護神と呼ばれる男が大一番でも輝いた。ドイツ代表GKマヌエル・ノイアー(バイエルン・ミュンヘン)は、欧州選手権(EURO)準々決勝のイタリア戦、9人目までもつれたPK戦では5人目のDFレオナルド・ボヌッチ(ユベントス)と9人目のDFマッテオ・ダルミアン(マンチェスター・ユナイテッド)のキックを読み切ってセーブを披露。PK戦6-5の勝利に貢献して、マン・オブ・ザ・マッチに選出された。

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 試合後のインタビューでは「永遠に記憶に残る」と振り返っている。数々の大舞台を経験してきたノイアーにとっても、これまでの激闘は初めての経験だったようだ。英サッカー情報サイト「Squawka」が報じている。

 これまでメジャートーナメントで4分4敗と、イタリアの壁を破ることができなかったドイツ。この日も120分間で決着は尽かず、記録の上では引き分けとなったが、EURO、ワールドカップのノックアウトステージでイタリアを初めて下し、次ラウンドへの進出を決めた。互いに9人目までもつれ込んだPK戦ではドイツが3人、イタリアが4人も失敗する異例の展開。ノイアーも薄氷の勝利に胸を撫で下ろした。

「ペナルティーはドラマだった。そう認めざるをえない。これだけたくさんの選手が(PKを)失敗するのは、見たことがなかった。永遠に記憶に残るだろうね」

老練なイタリアの選手に苦戦

 ノイアーはPK戦で2本のシュートセーブを記録。後半32分にPKを右下隅に決められていたボヌッチとPK戦の5人目でも対峙したが、今度はゴール左に蹴られたシュートを読み切り、横っ飛びで防いだ。9人目ダルミアンのキックにも完璧な反応を見せて弾き出すなど、“世界最高”の名に相応しいさすがの反射神経を見せつけた。

 ノイアーは事前にPK対策を講じていたが、老練な選手が揃うイタリアのキッカー陣には苦戦を強いられたことも明かしている。

「僕は自分の仕事をすることに集中していた。僕はいつも相手の動きを読もうとしているんだ。記憶ではみんなゴールの真ん中に決めていた。PKでは選手はみんなどこに蹴るのか決めているものだ。彼らは隅へ蹴ることを選択しなかった。イタリアの選手はよく準備していた。彼らは僕らがしっかりと下調べしていることをよく分かっていた」

 僅差でイタリアを下したドイツは、準決勝で開催国フランスと躍進のアイスランドの勝者と対戦する。イタリア戦で今大会初失点を喫したドイツだが、いまだ5試合で1失点と堅牢な守備を築いている。守備の要の一人であるDFマッツ・フンメルス(バイエルン)が累積警告によって出場停止となる厳しい状況だが、ノイアーをはじめとした堅守を崩すことは容易ではないだろう。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:7/3(日) 12:22

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