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涙のPK戦でEURO8強敗退のイタリア 地元メディアが最高点で讃えたのは「偉大な仕事」の代役アンカー

Football ZONE web 7/3(日) 18:53配信

ラツィオMFパローロが7・5点

 欧州選手権(EURO)準々決勝でPK戦の末に涙をのんだイタリア代表の奮闘を、地元メディアは称えている。イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」は、1-1で延長を終えPK戦5-6で惜敗したドイツ戦の採点を公開。アンカーの位置で奮闘したMFマルコ・パローロ(ラツィオ)にチーム最高の「7.5点」を与え、他の選手にも軒並み及第点を与えて労をねぎらっている。

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 このゲームで、イタリアはこれまでのゲームで3ボランチの中央を務めてきたMFダニエレ・デロッシ(ASローマ)が欠場。さらに、同ポジションのMFチアゴ・モッタ(パリ・サンジェルマン)が出場停止になるという緊急事態に、アントニオ・コンテ監督はパローロのポジションをシフトすることで対応した。不慣れなポジションにも穴を感じさせず、1試合を走り切った働き者を絶賛している。

「7・5点 普段はデロッシが務めるポジションで偉大な試合をした。ピッチ上を動き回ったうえに、ほとんどミスもなかった。PKもしっかり決めた」

 また、PK戦で敗者となってしまったGKジャンルイジ・ブッフォン(ユベントス)にも「7点」の高評価を与えている。

「エジルのゴールに彼の責任はない。素晴らしいセービングでイタリアのゴールを守っていた。PKで、彼はできる限りのことをした」

 及第点とされる6点未満の評価になったのは、後半終了間際に途中出場して最後はPKを外してしまったMFマッテオ・ダルミアン(マンチェスター・ユナイテッド)の「5.5点」と、延長後半終了間際にピッチに送り込まれたFWシモーネ・ザザ(ユベントス)の「採点なし」の2名のみだった。

ダルミアン、ザザ以外は軒並み高得点

 そして、コンテ監督にも「7点」をつけ、このチームは彼のパーソナリティーそのものだと評している。

「いつも通り、最高の準備をして試合に臨んだ。このチームの性格は、彼そのままだ。どんな時も、最後まで決して諦めない集団を作り上げた」

 このEUROが開幕する前のシーズン終盤で、MFマルコ・ヴェラッティ(PSG)とMFクラウディオ・マルキージオ(ユベントス)というワールドクラスのゲームメーカーを相次いで負傷により欠場を余儀なくされた。さらには、大会前の国内合宿でMFリッカルド・モントリーボまで負傷で離脱した。そして、この独戦を前にデロッシが負傷し、モッタが出場停止と、最後の最後までプレーメーカーが悩みの種になった。

 それでも、コンテ監督率いるイタリアは組織力でタレント不足という評判を覆した。ドイツとの大一番はPK戦の末に敗退となったが、イタリアメディアの採点が示す通りに、100パーセント以上の力をピッチに注ぎ込んだハードワークの結晶とも言えるチームは、伝統国イタリアここにありという姿を示して大会を去っていった。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:7/3(日) 18:53

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